K4 INCINERATOR SS

K4 INCINERATOR
試乗レポート
 Date / ゲレンデ 2022年9月 / 検見川
 コンディション  50~60度ぐらいのサイド気味のクロスオン 波は面の良い腰から腹 
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER BLACKTIP3.7㎡/ QUATRO CUBE75L 219×55㎝ テイル幅35㎝
 使用フィン  サイドフィン:9㎝ リアフィン:純正付属MFC QS250(14㎝)
以下CUBE75Lレポートからの抜粋です。
なかなか12m/s以上の強風でなかなか乗れず、春から夏場の4.5㎡ジャスト~アンダー気味コンディションのオンショアだと純正のMFC QS250(8+14㎝)フィンだとボードが走らず全く良い結果が出ていませんでした。
ようやく3.7㎡ジャストでボードもバッチリ走り出す納得のいくコンディションに恵まれたので参考にレポートします。
何度か乗った中でオンショアで使うには付属フィンだと上りの悪さや走り出しに深くベアーをしないと走らない感覚だったので、サイドフィンを9㎝のK4に変えて乗ってみました。
走り出しもスムースになり前に飛ばされやすい深いベアーからの走り出しではなく前足を入れやすい状態の走り出しになりました。走行時の上り性能、スピード性能、風波で荒れた海面でのコントロールのし易さは抜群でした!まったくボードの暴れを気にせずフルプレーニングでアウトサイドに向かえます。
検見川には珍しく、ややサイド気味の風向きなせいもあるとは思いますが、自在に波に合わせて戻りたい場所に戻る事が可能だったのでバッチリの状態だと思います。
最もボードの良さを感じたのはボトムターンからの切り返しとトップターンでの切り返しの良さです。スピードが無いとトップターン時にスプレーは上がらないのですが、え?!この風波のパワーでこれだけスプレーが上がるの?と感じるほどの良さでした。非常に楽しい波乗りをさせてくれるボードなぁ~と実感しました。
サイドフィンを9㎝にしたのは、とても良い結果だったと感じています。リアフィンは大きくせず純正のままの方が良いと今のところ感じています。(以前はサイドフィンを変えずにリアフィンを1㎝サイズアップして乗り易く感じていました)
フィンのサイズによって変わるはずですがサイドフィンとリアフィンの間を開けすぎない方が良い感触です。
またオンショアや違ったコンディションで良い結果が出ましたらレポートします。
22QUATRO CUBE75L
 Date / ゲレンデ 2023年2月 / 検見川
 コンディション  30°ぐらいのややオン角が強いオンショア 波は面の良い腰から腹 
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER ICON4.5㎡/ QUATRO CUBE75L 219×55㎝ テイル幅35㎝
 使用フィン  サイドフィン:K4 INCINERATOR 9㎝ リアフィン:純正付属MFC QS250(14㎝)
ややオン角が強い西南西気味、ややガスティーで時間帯によってジャストだったり少しアンダーだったり、波は腰からセットで腹ぐらい。
今回は4.5㎡を使用してテストしました。
アンダー気味での走り出しの良さ、行きたい場所に行ける十分な上り性能、オン角の強いオンショアでフロントサイドに振った時のターンのドライブ持続性に優れ、それでいてジャスト以上で邪魔になる感じが全く無い。非常に良い結果です。
サイドショアの強風なら問題無いと思うのですが、オンショアの場合は、純正のMFC QS250サイドフィン(8㎝)だと行きたい場所に行ける上り性能が得られなかったり深くベア―しないと走り出さない症状が出てしまいますが、このサイドフィンに変えることで全てが改善されます。リアフィンに関しては純正をそのまま使用して全く問題を感じないです。グリップして欲しいところではグリップしてくれますしルースに抜けて欲しい時は抜けてくれます。
今回の結果から、おすすめ出来るフィンとして販売に踏み切ることを決めました。
取付位置に関してはオンショアでスモールな弧でターンを楽しみたい時のセッティングです。
リアフィンを前よりにセッティングしてサイドフィンをセンターより後方に移動させています。
サイズのある波でダウンザラインの場合には、リアフィンを下げてサイドフィンから離すとパワーダウン出来るので良いと思います。
好みはあると思いますが参考にしてみてください。
22QUATRO CUBE75LK4 INCINERATOR FRONT
K4 INCINERATOR FRONT
 Date / ゲレンデ 2023年5月 / 検見川
 コンディション  45~40°ぐらいのクロスオンショア 波は胸~頭ぐらい ウネリは頭半以上
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER BlackTip3.7㎡4バテン/ QUATRO CUBE75L 219×55㎝ テイル幅35㎝
 使用フィン  サイドフィン:K4 INCINERATOR 9㎝ リアフィン:純正付属MFC QS250(14㎝)
オンショアですが、3.7でブローはオーバーな状態でのテストが出来たのでレポートしておきます。
走り、波乗りに入る際への踏み込みにストレスは無く、かなり荒れた海面でのグリップもコントロール性能も良く、フィンのマッチングは今日のようなコンディションでもバッチリでした。フィンの位置セッティングは上記と同じです。QUATROの場合は、オンショアではサイドフィンを下げてリアフィンを前に出しサイドフィンにリアフィンを近づけると良いです。
K4INCINERATORフロントフィン検見川南西強風
Date / ゲレンデ 2023年9月 / 南房総
 コンディション  サイドからややサイドオフ 波は腹~胸ぐらい
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER ICON5.3㎡5バテン/ FutureFly YellowFish87L 218×58㎝ テイル幅33.3㎝
 使用フィン  サイドフィン:K4 INCINERATOR 9㎝ リアフィン:MauiUltra X-TWIN16.5㎝
純正の9+15㎝だと、特にオンショアで走り出しの悪さ、行きたい場所へ行けない上りの悪さを感じていたのでフィンを変えて乗ってみました。
まだサイドフィンの位置が完璧に決まってはいないのですが、波間でゲッティングしていく際の加速のしやすさ、波の中での動きのストレスのなさに関してはバッチリです。ガスティーだったので上りの悪さを少し感じたのですが、ここのテストが現在の課題です。
K4INCINERATOR南房総
 Date / ゲレンデ 2024年12月 / 南房総
 コンディション  ガスティーなサイドショア 波は腰~腹ぐらい
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER EVOQ4.5㎡4バテン/ FutureFly YellowFish87L 218×58㎝ テイル幅33.3㎝
 使用フィン  サイドフィン:K4 INCINERATOR 10㎝ リアフィン:純正15㎝
FutureFlyのWaveボードは色々試してみましたが、QUATRO CUBE同様にサイドフィンのサイズアップが最も乗り易い状態だと判断します。
純正付属フィンはサイドフィンが9㎝なので10㎝を使いました。
かなりガスティーな状態でしたが、ブローはジャスト、波のサイズは腰から胸ぐらいで面は良い状態。
ガスティーな状態でもブローが入った際の走り出しがスムーズで、行きたい所へも行きやすかったので上りも良い状態。
波の中での加速も良いですしターンも自分の中では納得の良さでした。
QUADで、純正フィンだと走り出しが悪い、上らない、波乗りでレイルが入りづらくグリップ感が感じずらい症状の方は使用しているサイドフィンのワンサイズ上のINCINERATORを使ってみる事をおすすめします。リアフィンをサイズアップするよりもサイドフィンをサイズアップした方が波乗りの良さが出ます。
コンディションによってはサイドフィンを下げるのも良いかもしれません。
K4INCINERATOR
K4INCINERATOR