MauiUltraFin WEED

MFC MUF Weedフィン MFC Weedフィン 
MUF Weedフィン  MFC(MauiFinCompany)のWEEDフィンは、通常のフィン(画像左)のフォイル中心と同じ位置にフォイル中心がくるようにBOX中心に対して前にずらした位置にフィンをセットしています。これにより、通常のフィンと同じジョイントの位置で乗っても違和感が出ないようになっています。
MUF(MauiUltraFin)は、フォイルの中心が3㎝ほど後方へずれます。なので、Weedフィンを使った場合には通常のフィンで乗っているジョイント位置から3㎝テイル側に移動した位置に付けると違和感が無い乗り心地になります。
フィンを海底や浮遊物に、ぶつけた場合の強度は当然MUFの方が丈夫です。MFCはBOX前部から壊れるケースもビギナーさんには見られます。上手な方は壊してきませんし、自分も壊したことは今までありませんが・・・。
メリット、デメリットが、どちらにもありますが、どちらのフィンも性能的には良いです。
MUFフィンがMFCよりも高いのは、作る工程の違いと素材の良さの違いです。MUFの方が使っているクロスの量が完全に多いです。持つと重さの違いで分かります。これにより優れた強度もありますしカスタムフィンに感じる独特のフィンの粘り強さも感じます。   
 <試乗レポート>
 Date / ゲレンデ
 2020年5月 / 検見川
 コンディション   南クロスオンショア 腹~腰のうねり 風波の入ったチョッピー海面 ジャスト~ややアンダー
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    2020 GA COSMIC7.2㎡ 2カム7バテンFreeRideセイル
 使用ボード  TABOU2018 ROCKET135L 246×77.5㎝ テイル幅51㎝ 
 使用フィン  38㎝
曇りの南風だったのでアップダウンが大きめ。沖合はコンスタントに入っていましたが、テストボードが大きめだったのでインサイド寄りで乗りました。
ジャスト以上のセイルパワーの時には38㎝でも全く問題無し。ジャイブのし易さも走行感も必要な上りもOKでした。
最初、出た時には上りが今一だな・・・と感じたのでジョイントをテイル側に下げて再テスト。バッチリの使用感になりました。
気を付けて欲しいのは、通常のフィンよりもフィンが後方にレイキしているので通常よりもジョイントを3~4センチほど下げる事を行ってほしいこと。
プレーニングビギナーの方には40㎝をオススメしたい感触ですが、しっかりプレーニングが出来る方や、スピードに優れるボードに乗るなら、38㎝で135Lサイズのボードにも十分だと感じます。
MAUI ULTRA FIN WEED38㎝
 Date / ゲレンデ
 2020年7月 / 検見川
 コンディション   西南西オンショア 腹~腰のうねり アンダー
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    2020EZZY CHEETAH6.5 ノーカム6バテンFreeRideセイル
 使用ボード  RRD2019 FireMove110L 233×77.5㎝ テイル幅48㎝ 
 使用フィン  30㎝
同じ体格の方が120LのSLALOMボードに7.8㎡のFreeRaceセイルでアンダーでしたし、小柄な方もアンダー気味でした。風速5~7m/sぐらい。
今日は30㎝と110LのFreeMoveボードとのマッチングテスト。使用セイルは6.5㎡。
アンダーコンディションでしたが、走り出しは抜群でしたし、後ろ足をストラップに入れない状態で上りを取ったりしましたがサイズ不足によるスピンアウトもありませんでした。使用したボードはジャイブが非常に楽しいボードなのですが、その良さも、そのまま感じれる使用感でした。
グリップ感から考えて7.0㎡でも問題ないと感じますし、7.5㎡でもジャスト以上なら30㎝で問題ないと判断します。
30㎝は、6.5㎡ジャスト以上でのコンディションでもストレスが無いサイズであることをテストしてからマッチングサイズを判断して販売に踏み切ります。
MAUI ULTRA FIN WEED30㎝
付属の38㎝のフィンで乗る際に使用しているジョイント位置と同じ位置で乗りましたが、全く違和感を感じませんでした。
フィンサイズが適正ならジョイント位置が同じでも問題ない乗り心地になるのだろうと思います。
ジョイント位置
 Date / ゲレンデ
 2020年7月 / 検見川
 コンディション   西南西オンショア 腹~腰のうねり ジャスト~ややアンダー
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    SIMMER BLACK TIP5.6 ノーカム4バテンWAVEセイル
 使用ボード  TABOU2020 ROCKET125L MTE 242×77.5㎝ テイル幅48.2㎝ 
 使用フィン  34㎝
南西が続き藻が多く浮遊しだしたので、WEEDフィンとしての機能をチェックするのにバッチリでした。
全く違和感なく楽しめたので引っ掛かりに関しても問題無しと判断。
サイズ的には、初心者や中級者の方が楽しむFreeRideボードの125Lには44㎝が付属されるので34㎝は風がアンダー気味だと少しだけ小さく感じます。
吹いて使うなら問題無しですが40㎝が基本的なおすすめサイズです。
FreeMoveの120Lには42㎝や40㎝が付属されるので34㎝でアンダー気味でも問題ないでしょう。
MAUI ULTRA FIN WEED34㎝検見川の浜
 Date / ゲレンデ
 検見川&岩井
 コンディション   南45°クロスオンショア ジャスト&ジャスト~オーバー気味
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    GA2019 Hybrid5.6 ノーカム5バテンCrossoverセイル
 使用ボード  2021FANATIC GEKO100L 239×66㎝ テイル幅42.5㎝ 
 使用フィン  28&30㎝
100LのFreeMoveボード(FreeRide)に5.6㎡で、一般的なオンショア中風域コンディションでのフィンサイズのマッチングテスト。
今日は28㎝を使用。
付属の純正フィンは36㎝で、それを使った場合に5.6㎡を使うオンショア中風域コンディションだとグリップが強過ぎてSlalom的な走りの良さは感じるのですが、
ウネリに乗せてジャイブを楽しんだり、風波でチョッピーな海面でWAVEボードの様な水に馴染むマイルドな乗り心地にならない。
WEEDフィンを使うと走り過ぎずに海面に馴染む柔らかい走りになり乗っていて楽しいし楽です。
何よりターン性能がアップしジャイブが楽しい♪
フィンを変える事で走るだけでなく遊べるボードに変化させられます。
ストラップを4本にしてフラットな海面で走りを楽しみたいとか、6.5㎡で遊ぶなら純正フィンの36㎝もGoodです!
GEKOはストラップレイアウトが多彩なので、フィンを変える事で、走りを軸とした(と言ってもSLALOMのそれよりはイージープレーニングです)セイリングスタイルも楽しめるし、ターンを楽しんだりするWAVE的な楽しみ方も出来ます!
WEEDフィンを1本加える事をオススメします!!
別な日に3.7~4.5でWAVEを楽しんでいるコンディションで5.2㎡WAVEセイルで30㎝も使ってみましたがフィンが大きすぎる感じが全くなく走りも滑らかでラフな海面を楽しく乗れました。付属フィンが36㎝前後の100Lボードなら30㎝がオススメです。ややアンダー気味だと28㎝は小さく感じる部分があるので使い易いサイズです。
追記 
MUFのWEEDフィンを使う場合は純正のフィンビスだと長いので5㎜短いサイズに変えて下さい。

2021FANATIC GEKO100LMauiUltraFin Weed
2021FANATIC GEKO100L
 Date / ゲレンデ
 2021年12月 / 検見川
 コンディション   北西サイド 膝のうねり ジャスト
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    SIMMER BLACKTIP5.6㎡ノーカム4バテンWAVEセイル
 使用ボード  2020QUATRO POWER94L(FreeWave) 227×61.5㎝ テイル幅38.5㎝
 使用フィン  28㎝
94LのFreeWaveに走りを軸として遊びたい場合に28㎝のサイズが妥当かどうかチェック。今日は5.6㎡を使用。
海面は風波でウネリが入ってややチョッピーでしたがプレーニングを軸に楽しみたいコンディションでした。
走行時、ターンへの入り易さ、ウネリに合わせてジャイブしたり少し動いて遊んでみましたがフィンが大きすぎる症状はなく適正サイズに感じました。
流石MUFフィン!上りをとりたく強めに後ろ足をプッシュしても全くスピンアウト無し!いいフィンです。
同社のWAVE用WEED X-WEEDに比べフィンにパワーがありFreeRideテイストを楽しむ乗り味にしたいなら、コチラの方がオススメです。

2020QUATRO POWER94

 Date / ゲレンデ
 2022年1月 / 検見川
 コンディション   北西サイド 膝のうねり ブローでジャスト
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    SIMMER BLACKTIP4.5㎡ノーカム4バテンWAVEセイル
 使用ボード  2020QUATRO POWER94L(FreeWave) 227×61.5㎝ テイル幅38.5㎝
 使用フィン  28㎝
先日に5.6㎡でのマッチングをテストしたので、今日は一段高い風速で4.5㎡でテスト。
ガスティーでしたが、ブローが入ればジャストパワー。海面は腰の風ウネリが入っている状態。
風ウネリなので風に対してはオンショアになる状態です。
フィンが邪魔だと感じる感覚は走行時にもターン時にも感じず問題ないサイズだと感じました。
波乗りを楽しみたい時以外なら何時でも使えるサイズだと判断します。



 Date / ゲレンデ
 2023年10月 / 館山
 コンディション   北西~西北西 右クロスオン ジャスト~オーバー 腹~胸の波でジャンクな海面
 テストライダー  身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル    SIMMER ICON4.5㎡ノーカム5バテンWAVEセイル
 使用ボード  2021STAR CARVE119L 238×71㎝ FreeRideSlalomボード
 使用フィン  30㎝(付属フィンは38㎝)
波数も多いし海面も荒れた状態のオンショア。本来であれば95LのFreeStyleWaveボードで楽しみたいコンディション。
ツアーに出掛けて持ち込んでいたボードはCARVE119Lのみだったので、こういうコンディションで乗ってみることも、ラフなコンディションで乗り易くする為のチューニングの為に必要と思いラフな海面でも乗り易くなるWEEDフィンを付けて出艇。
それでもボードの抑えが厳しかったり、オーバーで波がある状態でストラップに足を入れることが難しく感じたので、ジョイントを前にしてブームを高めにセット。ストラップは内側に付け替えて再度チャレンジ。
スピードが抑えられ乗り易くなり、これなら乗っていられる状態になりました。
海面が荒れてオーバー気味に乗る時のチューニングとしてはバッチリです。
やはりWEEDフィンは、ボードが暴れて乗りづらく感じるオンショアの波のある海面で使うと楽に楽しく乗れるフィンだなぁ~と実感しました。
フィンのグリップ力、適度なスピード性能、ジャイブのし易さもバッチリです。

MAUIULTRAFIN WEED館山
2021STARBOARD CARVE119L
 Date / ゲレンデ
 2023年12月 / 検見川
 コンディション   南西 腰の波 腹から胸ぐらいのウネリ ジャスト
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    SIMMER 5バテン4.5㎡ WAVEセイル
 使用ボード  TABOU 3S 96L(FreeStyleWave) 226×61㎝
 使用フィン  28㎝
MauiUltra WEEDFIN2016TABOU 3S 96L
3本にも4本にも出来るFreeStyleWaveボードで4本にして乗り易いSLALOMボードとしての感覚をテスト。
走り出し、必要な上り性能、スピード感、ジャイブのし易さ楽しさ。どれをとっても問題なしでした。
波乗りを楽しむのではなくて、走って曲がって飛んで遊びたいならX-WEEDよりもWEEDの方がFreeStyleWaveボードにマッチングが良いです。
逆にWAVE的に楽しみたいならX-WEEDの方が楽しいです。
純正のフィンよりも走行感がマイルドになるしターンもし易く感じて常にWEEDフィンを使っている上級者の方もいますよ!