MauiFin k-ONE / MauiFin AR / MauiUltraFin X-WAVE比較

 
最もレイキ角が強いのがK-ONE。一番立気味がX-WAVEです。
パワーはARが最も強く、次いでK-ONE、X-WAVEと続きます。
最もクイックで自在性のあるターンはX-WAVeだと感じます。
伸びやかでターンにスピードと粘りを感じるのはK-ONE。
FreeWaveフィンと同じレイキ角を持つARはFreeWaveとマッチングが良くパワー上り性能に優れます。
走行時のスピードは、それぞれ差を感じません。


ビスとプレートの穴を合わせるのが面倒なUSタイプのフィンですが、MauiUltraフィンはビスをプレートから外さずにセット出来る為にとても便利です♪
微妙に前後させる際にもホント使い勝手の良さを感じます。2年以上使っていますが壊れる事もありませんしトラブルも無く良く考えられたシステムだと感じています。
 
 Date / ゲレンデ 2022年3月 / 検見川
 コンディション   ジャスト~ややオーバー気味 風向き:50~60°クロスオンショア 波:腹~腰
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン 2022SIMMER ICON5.3㎡ / 純正サイドフィン9㎝+MauiUltra X-WAVE19㎝ 
 使用ボード バーレーヘッヅ NaturalWave80L 230×56.5㎝ テイル34.5㎝ 
QUADで使って調子の良いサイドフィン9㎝に19㎝のThrusterでの試乗。(サイドが10㎝なら18㎝が良いはずですが1㎝長くしました)
4.5~5.0で80L前後のWAVEボードに乗っている方が多く、波はトロ目で腰から腹。
セイルパワーはジャストでブローはたまに少しだけオーバー気味。
ボトムに下りる際のスピード、その後のスピードの持続性、適度に抜けて欲しいトップターンでは都合よく抜けてくれる使用感。
僅かに上りが足りないかな・・・と感じる部分はありましたが、波の中での動きを考えれば丁度良いサイズだと思いました。
WAVEボードのThrusterセンターフィンとして使うにもおすすめです。
バーレーヘッヅNATURALWAVE
千葉ひでさん撮影 何時もありがとうございます。
オンショアで後半の2枚の画像でボードの向きを切り返せるのは適度にフィンが抜けてテイルをスライド出来るお陰です。
検見川南西検見川南西検見川南西検見川南西

 Date / ゲレンデ 2022年9月 / 九十九里
 コンディション   アンダー(波に乗せて走る) 風向き:70~80°サイドショア 波:セットで胸~肩
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン 2022SIMMER ICON5.3㎡ / 純正サイドフィン10㎝+MauiUltra X-WAVE19㎝ 
 使用ボード バーレーヘッヅ SuperNatural100L 238×62㎝ テイル幅38㎝ 
セイルに手応えはあるけどゲティングでは走れない5m/sぐらいの風で、アウトサイドには良いセットが入っている九十九里に多い波乗りコンディション。
どうせ走れる風ではないと言う事で波に乗った際の使用感のみ重視。センターに短めの19㎝を使ってみました。
沖合から入るセットは緩く張ってきて面が良く、波に乗り継いでインサイドに向かってサーフィンのショートボードがテイクオフ出来るぐらいに掘れると一気に崩れるダンパー気味。(潮が引いていたせいだと思います)
ウネリは頭以上あって、セットが入って乗せていけば両足がストラップに入る。その後バックサイド側に波が適度に張ってくるまで引っぱってからフロントサイドに3~4ターンぐらい楽しめるコンディションでした。
このタイミングでテイクオフしたいと言うタイミングで、しっかり走り出してくれるし、その後、バックサイド側へのスピード、切れ上がり感も抜群でした。
フィンが小さいと言う感触は全く無しです。
サイドフィンを違う形状にすれば波に乗った際のスピード感がアップすると思いますが、SUPのロングボード感覚の波乗りを楽しみたいなら、今日のセットで丁度良いタッチだと感じました。
アウトに向かう際に少し強めのブローで下らせて走らせた時に19㎝は少し短い走行感だったので95~100LのFreeWaveには+1㎝の20㎝をおすすめします。
また、SuperNaturalにおすすめしてきた純正の10㎝サイドフィンは、後半からG10素材に変更しました。
フィンサイズマッチングはテイル幅38~38.5㎝のボードを参考にしてください。
MauiUltraフィンX-WAVE
九十九里
SuperNaturalに使用している10㎝サイドフィンは、サーフィン用フィンをテストし、良かった物をバーレーの工場でG10で作ってもらったフィンです。内側と外側のフォイルが非対称で30:70。外側に2°開く角度になっています。
MFCのTF10㎝よりも側面積が大きいので、今回使用したX-WAVEと同じ感覚を得るためにMFCのTFを使うなら95-100Lなら11㎝、105L~110Lなら12㎝が妥当なサイズだと思います。QUATROのPOWER94Lで同様のサイド~サイドオフで良い感覚だった時のサイドフィンにはK4のDugong10㎝、センターにはTF20㎝をを使いました。Dugong10㎝はTF10㎝よりもレイキ角が大きいのでマッチングが良いと判断しています。
マルチフィンはサイドフィンとセンターフィンの組み合わせが大事なので気を付けて下さい。
MFC TF10㎝MFC TF10㎝
MFC TF10㎝K4DUGONG10㎝

Date / ゲレンデ 2023年7月 / 検見川
コンディション  クロスオンショア35~30° 途中、少しオン角が強い時もありました。
腰から腹の波に、胸のうねり。 
テストライダー  身長170㎝ 体重58㎏
使用セイル / 使用フィン  SIMMER ICON4.5㎡(5バテンWAVEセイル) / DUGONG11㎝+X-WAVE22㎝
使用ボード 2023TABOU 3SPLUS106L 230×64.5㎝ テイル幅41.5㎝ 
前回純正フィンで乗った際に波乗りの面が非常に楽しいと思えたので今回はフィンを変えて乗ってみました。
コンディション的には、80L前後のWAVEボードの方が4.5前後で、ややアンダー気味のコンディション。
使用したのはQUATROのPOWER(FreeWave)で使用した際に非常に波乗りが楽しいと思えたDUGONのサイドフィンとMauiUltraFinのX-WAVE。
サイドフィンは11㎝。センターフィンは22㎝を使用しました。
走り出し、プレーニングのスピード感、上り性能は前回同様に問題なし。
波乗り性能に関しては、やはり純正フィンよりも確実にWAVEテイストがアップし、フロントサイド、バックサイド共に切れ味が良くなりました。
今回11+22㎝の感触から、センターフィンを21㎝にした場合にはサイドフィンを12㎝にするとよいと思います。サイドショアなら11㎝に21㎝でも良いんじゃないかな・・・。
追記
色んなボードでテストしてきてますが、MauiUltraFinのX-WAVEフィンはMauiFinのTFサイドフィンとの相性があまり良いと感じませんが、
DUGONGとの相性は抜群だと感じます。
K4DUGONG MauiUltraX-WAVEk4DUGONG MauiUltraX-WAVE
Date / ゲレンデ 2024年1月 / 内房
コンディション  クロスオンショア~ややサイド気味でガスティー。
面の良い腰のうねり&風波チョッピ海面 
テストライダー  身長170㎝ 体重58㎏
使用セイル / 使用フィン  SIMMER ICON4.5㎡(5バテンWAVEセイル)/ DUGONG10+X-WAVE20㎝ 
使用ボード  バーレーヘッヅ SuperNatural100L 238×62㎝ テイル幅38㎝  
波と言うよりも面の良いウネリと風波でチョッピ―な海面。
風向きが変わり易くアップダウンが大きかったですが、入っている時は4.5ジャストでした。
前回19㎝で乗った時には少し小さく感じましたが、やはり20㎝でバッチリです。
走り出し、上りの良さも抜群でしたし、ウネリですが面が良かったのでターンのテストもしてみましたがバッチリでした。
FreeWaveボードで波乗りを楽しむときには、やっぱり良いセットです!!
K4DUGONG MauiUltraX-WAVE