このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 BOARD名・サイズ バーレーヘッヅ AMAZING 150L 250×85cm カスタム
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 テストライダー 身長170cm 体重60kg
 ゲレンデ 検見川
 コンディション
 海面状態
南西・・・風波のあるラフなオンショア海面。
南東・・・サイドのフラット海面
 使用SAIL/FIN Gaastra COSMIC 7.5u 2カム6バテンFREERIDE
Gaastra MATRIX 6.5u ノーカム6バテンFREERIDE
SIMMER BLACKTIP5.3u ノーカム4バテンWAVE
全て46cmFREERIDEフィン

=総合評価=  
△ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い ☆非常に良い 
初速 上り
 SPEED性能 ターン性能
 波乗り性能 安定感 浮力バランス
 装備品のクオリティー 重量レベル
マッチングSAILタイプ エリア   5.3〜8.0u FreeRideSlalomやWAVEセイル
おすすめレベル   基礎的な事が出来たビギナーの方から、
 ライトウインドで、リラックスプレーニングを楽しみたい中級者の方

 <コメント>

このボードの開発コンセプトは、基本的なこと(5〜6m/sで安定したハーネスワークが可能・風上へのセイリングが可能)が出来たビギナーがプレーニングの楽しさを覚えやすく、上達後もライトウインドでのクルーズセイリング(長い距離をリラックスしてプレーニングする)を楽しむボードとして残せるだけのポテンシャルを持ち合わせていること。
それがデザイナーの住友氏から言われた言葉だった。
どのレベルの方に、どういう乗り方で楽しんで欲しいかを明確にしてボードを作る事は、とても大切。
それは、お客様がボードを選ぶ際に、選びやすくなるからです。
何時もは出来上がった物を試乗して、その部分を確認してお客さんに伝えるようにしている。
どんなボードでも、どんなコンディションで、どのくらいのレベルの方に、どう楽しんで欲しいかを考えて作られているからです。
悪いボードは無く、選んだ方が自分の意図としないものを選んだ場合に、そのボードの評価は低いものになる。
だから試乗する事は大切。
今回は何時もの逆パターンでした。
ボードは同じサイズでボトム形状を変えた物を2本テストしました。一方はパネルブイ、もう一本はコンケーブ。
テストコンディションは、5.8uで100L前後のボードが走れるぐらい、海面も荒れているし、ちょっと吹き過ぎかな?っと思いましたが、ここまで乗れるボードならば、いわゆる風のある日には小さめのボードに乗れば楽しいので、このコンディションで乗る事も必要だと感じて乗りました。
ちなみに使ったセイルはWAVEセイルの5.3uとノーカム7バテンのFREERIDEセイルです。
ややチョッピーな海面でも跳ねずらく、楽に心地よいセイリングが可能。そして、ジャイブ性能も、この幅のボードからは想像も出来ないほどイージーなものでした。
このボードには、住友氏が考えるコンセプトが随所に表れています。

十分な幅は、不慣れなビギナーのセイリング技術をサポートすると共に、クルージングで長い距離を走る際に、風の弱い場所での安定感やプレーニングの持続に絶大な威力を発揮してくれます。もちろん、オフショアでセイリングする際に、インサイドの風の弱い場所に戻る事もサポートします。
画像はサイドからの物ですが、厚みを見てください。
ジョイント付近〜前足までの厚みは、ボードの幅と相まってビギナーのタックのし易さを生み出し、走り出しの良さをサポートしてくれます。同時に、セイルパワーが上がった際にノーズの潜り込みも抑えてくれます。これにより、後ろ足がストラップに入っていない状態でも、ビギナーの方が前に飛んでしまう事を極力抑えてくれています。
前足〜後ろ足にかけては徐々に薄くなるようにデザインされています。テイルの厚みは、計測したら9.5cmでした。
現在のWAVEボードは70Lでさえ、ジョイント付近の厚みが10cmを切ることが無いので、どれだけ薄いかって言う事です。
この薄さが、プレーニング時のボードの抑えをとてもイージーにしてくれています。
実際、自分は足を痛めたばかりで、ボードの抑えがいまいち出来ない状態でテストライドしました。そんな中でも、この幅のボードからは想像が出来ないほど楽にプレーニングを持続できました。
しかも、そのスピードは、遅くてストレスがあるものでは無くて、爽快感のあるレベルのスピードです。
そう、クルージングは、リラックスして長い距離を楽しく走る事が出来るのが大切。よりエキサイティングなプレーニングスピードを望むならば、同社のWorksや少しマイルドにしてあるWorksUを選べば良いのですが、リラックスしたプレーニングでは無くなります。ボードを抑える為の脚力も必要ですし、強いセイルの引き込みも必要です。
薄いレイルとテイルは、イージーなジャイブも生み出しています。自分が特に感じたのは、絶妙なテイル幅です。
薄いレイルで絞られたテイルは、レイルが入れやすくジャイブはしやすくなります。ですが、絞りすぎるとジャイブの後半にノーズが上がりやすくなりターンがタイトに切れ込み、足の入れ替え動作やセイル返しといった、最もジャイブで複雑になる部分が難しくなります。上手な方は、問題ないですけれども。
逆に広すぎると、後半が回らず、セイルトリムでサポートしなければならないジャイブになってしまいます。
このボードは、そう言ったことがおきず、最後までレイルが入り、セイルが自然に返るポイントまでターンが持続します。もし、ミスったとしても、テイルの幅が、バランスをサポートしてくれます。

追記
大きなボード(幅のあるボード)は、ライトウインドでも必要以上に大きなセイルを使用しなくても面浮力で走り出しは最高です。
セイルが大きくなれば、当然重さも増しますしセイルアップや操作が大変になります。
イージーライドなセイリングの為のボードは、今、このような幅があるタイプのボードに更に進化しています。
そして、昔からは考えられないほど、スピードが出た状態でも楽にコントロールが出来るようになっています。
アップウインド競技の為のフォーミュラーボードとは違います。
吹いた時に乗る事が楽しいのでしょうが、体力的にとか、技術的にとか、お休みの日に吹くとは限らないとか・・・等等の理由で、吹いたコンディション(10m/s以上)を楽しめない方もいると思います。
ビギナーの方だけでなく、中級者以上の方でも理由が当てはまれば、こう言ったボードはありがたいのだと思います。
ライトウインドは海面も荒れていないので、プレーニングを楽しみ易いコンディションである事は間違いないですから。

 Date / ゲレンデ  2013年4月 検見川
 コンディション   南東 インサイドはフラットでアウトサイドは風波で少しチョッピー
 テストライダー  身長173p 体重60s
  使用ボード / フィン/ セイル  純正46p
 13GAASTRA MATRIX7.0u(ノーカム6バテンFREERIDE)
 ジャストからブローが抜けるとアンダー気味
ノーカム5バテンのFREERIDEセイル7.1uでセイリングした時は、確かに楽なのですが、少しセイルにパワー不足を感じました。7.1uは、どちらかと言えばライトなコンディションで使うし、どうかな・・・と言う違和感があった。別の機会に235×75p110Lのボード(テイル幅は絞ってあります)で同じセイルに乗った時には、とてもマッチングが良かった。
なので、違うタイプの7.0(6バテンでパワーもあるタイプ)で再度セイリングしてみました。やはりスピードの面も十分ですし、ジャイブのし易さも抜群でした。このボードにはマッチグがとても良く感じました。
このボードは、テイル幅もありますし、幅もあります。乗り易いと言う点では同じなのですが、やはり、乗れてきて少し大き目のセイルも使うとか、中級者の方がライトウインドで遊ぶのならば、少しパワーのあるセイルが良いと言う事です。2カムセイルもいいのがありますね〜!!吹いたコンディションならWAVEセイルでも全然大丈夫です。

<ストラップポジション>
変えることで乗り味が大きく変わります。レベルに合わせてチョイスして下さい。
〜スピード重視ポジション〜
7.5や7.0の時に良い
フロント外側4か5番目(5穴)
リア外側3番目(3穴)
ジョイントはセンターから1p前を使用
気持ち良いプレーニングを楽しめます。
中級者の方にオススメのポジションです。
 
 Date / ゲレンデ  2013年4月 検見川
 コンディション   南南西 フラット
 テストライダー  身長173p 体重60s
  使用ボード / フィン/ セイル  150L / 純正46p
 13GAASTRA COSMIC7.5u(2カム6バテンFREERIDE)
 ややアンダー気味で周りの方はほとんど走っていない
風速は5〜7m/sで7.5に120L〜130Lのボードが走れるか走れないかギリギリのコンディション。
同じ7.5ぐらいを使っていた周りの方は、ほとんど走っていませんでした。そんな中でもブローをとらえて走りだせば心地よいプレーニングが持続出来ました。ややオンショア気味でしたがライトウインドなので海面もマイルド。思いっきりロングクルージングを堪能できるコンディション!まさにCRUZが本領を発揮するコンディションです。ライトウインドの季節になって、ようやく、この部分の良さもテスト出来ました。
走るか走らないかのコンディションで走れる事の大切さ、リラックスして走れるマイルドな走り心地、どこまでも走っていきたいプレーニング感。全てが噛みあって、このボードの良さを改めて実感!! ほんと楽しませてくれますね〜このボードは。
6.5が走るコンディションなら115L〜100Lで楽しめばいいので、大事なのはライト〜ミドルウインド。ここを楽しむ事が出来る性能が大事です。
CRUZは自分のような60キロの体重でも大きさを感じずにプレーニングを楽しめます。それは、けしてテイルを引きずったようなものでは無く軽い心地よいプレーニングです!!
プレーニングがしっかり出来る人が使うのであれば、やはりセイルはカム付でパワーもあるタイプがマッチングします。
パワーがあってもボードが受け止めて走りに変えてくれるので、セイルがパワフル過ぎる使用感になりません。ここがセイルとボードのマッチッグの大事な部分です。そして、走っている時も安定した引き込み易いパワーを供給し続ける事が出来るセイルである事も大事です。今回使用したGAASTRAのCOSMICは、その点に優れていてライトウインド用にはベストマッチングに感じました。
追記 ジョイントポジションはセンターから1p前がベストです。

 Date / ゲレンデ  2014年5月 検見川
 コンディション   南西 腰以上のうねりでチョッピー
 テストライダー  身長173p 体重60s&ビギナー
  使用ボード / フィン/ セイル  150L / 純正46p
 2013EZZY LEGACY6.5(ノーカム6バテンFREERIDE)
 ジャスト以上で周りは5.3に100Lの方もいました。
ストラップに足を入れる練習中のビギナーの方を教えながら、良いストラップポジションがあったのでレポートしておきます。
フロントは外側の2番、リアは内側の2番です。
ここにしてあげたことで、スクール生の方が初プレーニングに成功しました。
やや小さめのセイルで乗る場合には、とても乗り易くストラップにも足を入れやすいポジションとしてお奨めします。