このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 BOARD名・サイズ・カテゴリー  2015TABOU ROCKET WIDE118L 240×78 FreeRideSlalom
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<デザイン、装備、従来モデルとの比較等の外見的なコメント>
108Lは7.2のノーカムSLALOMセイルと5.0のWAVEセイルでライトウインドからハイウインドまで使ってみて、幅を感じさせない走り、抜群のターン性能からおすすめなのですが、より体重がある方におすすめのサイズの感触も確かめたくて試乗しました。
JPのMAGIC RIDE118LやSimmerのFreeMove110Lには試乗したことがあるので比較ですが、厚みが全体に最も薄い感触です。テイルのボトムにもカットが入り更に薄く仕上がっています。他2本はカットは入っていません。、ジャイブのし易さは他ボードと同様に抜群にし易いですがトップスピードが非常に高い事がこのボードの特徴です。
ストラップレイアウトはスピードセイリングの為の外より(本格的なSLALOMボードよりは内側です)と2センチぐらいの少し内側のイージーライドの為のポジションで前後とも1㎝刻みで4穴。
テイルの最後尾はかなり絞り込まれたアウトラインで後ろ足のストラップはかなり外側に付いている感じになります。しかし、これにより足を入れる際に水を蹴りやすいといった感覚にはなりません。
外見的にはテイルの絞込み意外は薄く作った本格的なSLALOMボードといった感じ。長さは違いますがSTARのATOMに近い乗り味だと思います。デッキがFullCarbonのLTDとノーマルのCEDがありますが、試乗したのはCEDです。CEDでもボード剛性の高さを十分に感じプレーニングの楽しさを余すことなく楽しませてくれるほどのポテンシャルをもちます。

=総合評価=
△ 悪い   ○ 普通   ◎ 良い ☆非常に良い 
 プレーニングパフォーマンス
 スピード・初速・上り

上りは◎
 アクションパフォーマンス
 ベーシックフリースタイルアクションや
 ジャンプ等ジャイブ以外のアクション性能
 スピードジャイブ性能  ジャイブの弧の自在性
 波乗り性能 サイドショア/オンショア  コントロール性能 ラフ海面
 浮力バランス安定感  装備品のクオリティー   ★
 マッチングSAILタイプ ノーカムから2カムの使い易さとスピード性能が両立するタイプ。
ボードがスピードに長けて本格的なSlalomボードだと感じるので、セイルもスピードに優れた物がおすすめ。
6.0~8.0㎡ぐらいがおすすめのエリア。
 おすすめレベル  ジャイブはもう少しだけど、プレーニングは完璧な中級者以上の方や、ベテラン上級者の方。
ビギナー~中級者の方なら体重次第ですが、ROCKETの方をおすすめします。
スピード性能に大変優れるので、やはり乗りこなせるレベルの方におすすめしたいです。

 <コメント> 試乗し気が付いたことがあれば追記していきます。
 Date / ゲレンデ  2015年4月 / 検見川
 コンディション   オフショア(ストレート~クロスオフ) 海面:フラット ブローは10m/sからもう少しあるくらい 
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン   Gaastra Svage7.2ノーカム7バテンSLALOM / 純正38㎝ 
インサイドはブローの幅が狭く風向の変化も激しい状態でしたが、アウトサイドはコンスタントで時折のブローはセイルがフルパワーになるほど十分な風でのテストでした。とにかく驚いたのはトップスピードの高さ! 幅からは想像出来ないほどスムースで軽く非常に気持ちいいプレーニング感です。自分の中では、下らせ気味でかなりハイスピードで走ってみたのですが、高速時でも薄さからくるボードの抑えの楽さを真に実感できました。力で抑え込む感は全くありません。かと言ってボードの浮きの悪さは感じずフィンだけで走る感覚になります。この抑えが楽な乗り味は、昨年から登場した薄くて幅があるFreeMoveと呼ばれる新しいコンセプトのFreeRideSlaomボードの特徴と言えます。快適なスピード感は使ったセイルがノーカムながら7バテンで高速性能も良いタイプだったせいもあると思います。かなりポテンシャルの高いセイルでもボードが負けている感じにはならないと思います。
また、ハイスピードからのジャイブへの入りも本当に楽々でドライブ感は圧巻。例えるならば100LぐらいのFreeRideボードでジャイブしているかのようなスムースで水にレイルが馴染むジャイブの感覚です。見た目の幅からは想像が出来ないほどの良さです。
上りに関しては必要十分だと思いますが、抑えの楽さから本格的なSLALOMに比べればマイルドに感じやや劣る感じです。少し後ろ足に意識してあげれば上ります。40~42㎝のフィンにすればもっと上りも良くなると思います。
ノーズが短い感じは全く無いのですが、薄さからくる沈み込みはタック時やタック後のベアーで少し感じます。難しいほどのものではなくビギナー目線での印象です。
又、インサイドの風がガスティーだった事も多少影響していると思いますが、タックに入る際のラフィングは意識しないとスムースにカービングしません。広めの幅も影響していると思うので、やり方に慣れれば曲がると思います。
トップスピードの高さや、薄さからくるコツが必要な部分を考えると、プレーニングにもたつくビギナー向けのボードではなくて、プレーニングはしっかり出来ているけどジャイブは安定感に欠ける中級者の方や、ベテランの方がイージーにレベルの高いプレーニングを楽しむのにおすすめしたいボードだと感じます。同じ118LのMagicRideの方がビギナー寄りの方でも乗り易く感じるでしょう。それだけ高いスピードポテンシャルを持ったボードに感じます。
試乗しているのはノンカーボンのCEDですが、今日のコンディションではボード剛性の良さからくる水切れの良さを十分に感じました。この大きさで8キロを切っている重量にも注目です。
南西の荒れ気味の海面でも試乗して海面適応性も今後CHECKします。

 Date / ゲレンデ  2015年4月 / 検見川
 コンディション   オフショア(ストレート~クロスオフ) 海面:うねりが入りチョッピーで難しい海面。
 ブローはジャスト~ややオーバー気味で、かなりガスティー。
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン   MAUISAIL BLAZE7.0 2カム7バテンSLALOM / 純正38㎝ 
本来は南西のオンショアラフ海面でテストしたかったのですが、出遅れた為に前線通過で北東のオフショアでのテスト。オフショアですが、オンショアから切り替わったばかりの海面で、うねりが残り、所々は風波とぶつかってチョッピー。何時ものオフショアと違う海面は、ブローが見ずらく通常は乗りずらいコンディションだと言えます。ブローはガスティーで、場所によっては少しジャイブに入りずらいオーバー気味でした。
前回も感じましたが、ホント軽いプレーニング感のボードです。今日は、うねりを下ったり向かったりしましたが水に馴染む走りでソフトでスムース。抜群に楽しめる走行感でした。南西で乗らないと本格的には語れませんが、今日の乗り易さから考えて全く問題ないと感じます。薄いレイルのテイルがホント楽で軽いプレーニングをさせてくれます。しかもストレスを感じず楽しい!!と思えるスピード感のあるプレーニングを味わえます。FreeRideとは思えない高いスピード感です。
ジャイブに関しても、丁度ランニングの位置でうねりのトップを越えたり、オーバー気味で不規則な風波のある場所で行ったりと、かなり難しいシュチュエーションの中だったのですが、失敗して失速気味になってしまう時もボードの安定感が全て助けてくれましたし、レイルの入りもボードの大きさを感じずに抜群に入れやすかった! ボードの大きさからは想像もできない程イージーでファンです。このジャイブ性能は、まだまだ苦手の方でもきっとカービングの楽しさを感じとってくれるものだと感じます。
タックに関しても前回はカービングが難しいと思いましたが、今日は全く問題なく感じました。スピードがある中で行えばしっかりレイルが入ってカービングタックが可能です。
ブローの強さが分かりずらかった為に、用心して両足をストラップに入れてからの走り出しでした。ラフ気味になってしまいますが、ベアーすればスムースに加速します。このベアーに関しても薄いレイルが非常に楽にさせてくれると感じました。118Lの幅が78cmあるボードとは思えません。ここも、このボードデザインの良さです!
次回、南西でも乗りますが、現時点でもかなりおすすめの1本です。安定感のあるボードのおかげでロングクルージングも楽しめるし、それでいてフラットで大きさを感じさせない高いスピード感のプレーニングも楽しめるし、ややチョッピーな海面でも楽に走れ、うねりに乗せて下った時も引っ掛かりがなくスムース。そして何よりカービングを満喫できるジャイブ性能。楽しい~♪
■追記
海面が荒れ易いケミの南西サーマルでも乗りました。乗り易さ抜群でスピード感も抜群です。ケミのようなゲレンデなら、本格的なRaceSlalomよりも、このボードの方が乗り易さで速く走れるんじゃないかな~って思います。


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