試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 BOARD名・サイズ・カテゴリー 2020 QUATRO POWER / 227×61.5㎝ 94L / Freewave 20quatropower
<デザイン、装備、従来モデルとの比較等の外観的なコメント>
昨年よりもWAVEテイストをアップさせてフルモデルチェンジ。115Lもラインナップに追加され、かなり力を入れて発売したと感じます。外観的な部分ではセンターに厚みを残してレイルの肩を落としていますしエッヂ部分も丸みが増えました。(タックドアンダーが増えて5:5に近いサーフィンのロングボードの様なレイル形状でレイルボリュームが全体的に落ちました)19モデルは226×62.5㎝ 95Lで数字上は僅かな違いですがアウトラインを含め全体的にスリムに見えます。そしてセンターフィンのBOXがパワーになりました。フィンサイズも各サイズ見直され105・115Lには11㎝のサイドフィンが付きます。装備品に関しては相変わらず最高で妥協無し。WAVEしか作らないQUATROらしいFreeWaveに仕上がっていると感じます。TETRAも良かったですけどね~!!
94Lは自分のように60キロ前後の方にとって5.3~5.7のライトウインドWAVEやガスティーな4.5コンディションで遊ぶのに都合が良いボリューム感だと思います。(WAVEビギナーの方なら105L)60キロ未満の方で3.7~5.0ジャストで遊ぶなら86Lが都合がよく、70キロ前後の方で6.0ライトウインドも遊ぶなら105L。6.4も使う75キロ以上の方なら115Lが都合が良いと感じます。
105L以上はノーズに幅をもたせ更に浮力バランスの良いアウトラインに仕上がっています。
ショップのお客様(かなりベテラン)でも、あえてWAVEを選ばずFreeWaveの方がオンショアで遊ぶなら楽しいと言う方も多いですよ~!!
本格的に掘れた波は厳しいですが、トロ目な波質ならサイズを選ばず遊べると感じています。本格的なWAVEボードではイマイチ楽しくないコンディションではPOWERの方がファンな一日を提供してくれます。


=総合評価=
△ 悪い   ○ 普通   ◎ 良い ☆非常に良い 
 プレーニングパフォーマンス
 スピード・初速・上り
 アクションパフォーマンス
 ベーシックフリースタイルアクションや
 ジャンプ等ジャイブ以外のアクション性能
 スピードジャイブ性能  ジャイブの弧の自在性
  波乗り性能 サイドショア/オンショア 楽しい / 非常に楽しい  コントロール性能 ラフ海面
 浮力バランス安定感  装備品のクオリティー 
 マッチングSAILタイプ エリア  4~5バテンWAVEセイル 4.2~5.5㎡ 5.5㎡はブーム長に気を付けて選びましょう。
試乗レポート参照下さい。
 おすすめレベル  これからWAVEを始めたい方。オールラウンドにWAVEテイストを楽しみたい上級者の方。

 <コメント> 試乗し気が付いたことがあれば追記していきます。
 Date / ゲレンデ 2019/11/18 / 検見川
 コンディション  南西 55度位のクロスオンショア ジャスト~アンダー 波はトロ目で面良し腹から胸
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用フィン  2020SIMMER BLACKTIP4.5 / 純正10+21㎝ 
最初は4.2~4.5で80L前後のWAVEボードの方がジャストで遊べるぐらいでしたが、少しガスティーになり94L+4.5の自分には波に乗せて遊ぶにはジャストになりました。ガスティーになったおかげで波の面が整い波サイズも場所を選べば腹~腰でウインドサーフィンで楽しむには都合の良いタル目の波でした。JOINTは座金を入れる穴を含んで少し前寄りからスタートしましたが、走り出しで前足が入れづらく感じたので少しずつ下げて丁度良く感じたのが画像の位置です。BOXが17㎝なので計ったら丁度センターでした。ここが走りも波乗りも良いと感じました。19モデルの方が走行感のスピードがありますが20モデルの方が波に馴染むマイルドな走り心地でWAVEテイストがUP!スピードが出てもテイルにパワーを感じずターンへの入りがとても楽になっていると感じました。今日は純正フィンで乗りましたが、トロ目の波ならバッチリ。サイドフィンがグリップしてターンのドライブ感も抜群。波で遊ぶにも十分過ぎる楽しさです。FreeWaveとしての走り出しの良さや適度な走り上りの良さを考えれば純正フィンで乗るのが良いと思います。自分より大きめのセイルを使っているWAVEの方よりも明らかにプレーニング出来てました。走行中に後ろ足を少し外側にして乗っている時にも都合が良い位置にデッキパッドがあり形状も含めて良く考えられているなぁ~と感心しました。
スタンスは45.5㎝とQUATROらしく少し広めですが広すぎる感じは無く波乗り時には丁度良いです。今回は前足は2番目の穴を使いましたが波乗りを楽しみたいなら1番前でも良いと思います。FreeRide的に走りを良くしたいなら、前を3~4番目、後ろも3~4番目にしてJOINTを1~2㎝前にするとセイルを引き込んだ乗り方がし易くなって都合が良いんじゃないかな・・・。
掘れた波で本格的に波乗りを楽しみたいならPYRAMIDやQUBE(走りも良い)が良いのでしょうが、ガスティーなオンショアやタル目の波ならPOWERの方が走りも更に良く波乗りを楽しみ易いと思います。波乗りの良さに適度な走りも欲しいならCUBEが良いと思います。サイズのラインナップも多いですしね。POWER WAVEと呼んでいるのでスピードの面に優れるはずです。昨年も検見川の様なオンショアでも絶好調でした。
アウトライン的にノーズが細く見えますが、実際はとても浮力バランスが良くノンプレーニング時の安定感も良いしスープ越えもし易い、タックもカービングタックが出来る方なら楽々です。
流石QUATRO!乗り易く波乗りも楽しいFreeWaveボードに仕上がっています。
検見川の北西の様にガスティーでチョッピーな海面でも機会を見て乗ってみますし、外房でもタイミングが合えば乗ってみます。
またレポートします。
 Date / ゲレンデ 2020/2/6 / 検見川
 コンディション  北西ガスティーな強風 アンダー・ジャスト・オーバー
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用フィン  2020EZZY WAVE4.5 / 純正10+21㎝ 
前回はアンダー気味のコンディションでの試乗。
今回は、自分より体重がある方が79~85Lに3.8や4.2㎡で乗る北西強風(ブローは15m/sオーバー)でオーバー気味のコンディションで試乗。
オーバーなはずだし海面も強風でチョッピーで荒れまくっていましたが、とにかく楽に楽しく走っていられます。
上り性能も抜群!
走り過ぎずボードが暴れないので、逆に、もっと風を入れて下らせてスピードを出そうと思える。なのでジャイブにもスーっと入っていけます。
ターンの後半もサイドフィンが効いてドライブしていく感じが、ありありと分かります。
4.5オーバーでも全く問題なく乗れちゃいます!
前回もそうでしたが、94Lとは思えない動きの良さ。加えて4.5オーバーでも大きさを感じさせない乗り味。ずばり超良いです!
検見川の様にインサイドがガスティーだったり海面が風波で荒れやすいゲレンデだったら、本格的なWAVEボードよりも、このFreeWaveのPOWERの方が使い勝手が良くオールラウンドに楽しめると感じます。
5.0以下なら86Lは更に絶好調でしょうね~!!
アンダーもオーバーも絶好調。このボード、自信もっておすすめします。
ライトなコンディションの季節がやってくるので、5.6㎡でケミや九十九里で乗れたらレポートします。このぐらいのセイルサイズでも抜群ならホント守備範囲の広いボードです。
自分の体重だったら、この94Lに75~80LのWAVEボードがあれば、3.7~5.6㎡の強風から軽風まで遊べると思っています。
2020quatropower

 Date / ゲレンデ 2020/3/15 / 富津
 コンディション  沖合の浅瀬は膝から腰の波インサイドはフラット。オン角45°ぐらい。
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  SIMMER ICON5.6㎡ 5バテンWAVE / MUFシングルWAVE WEEDフィン24㎝
シングルフィンでWEEDフィンを使えば問題なく遊べるだろう。という事で多くの方がWEEDフィンを使う富津でのテスト。
インサイドはフラットから少しチョッピーな海面で、沖合の浅瀬には小さいながら遊べそうな波があり沖から綺麗な風うねりも入っていました。
フィンの小さは全く感じずセイルも引き込みやすいし上りも取り易く絶好調でした。フィンが大きすぎる感のある走りではなく滑らかで心地良い感触。ターン性能はシングルのFreeWaveとして考えるなら十分の動き!。沖合から入る面の綺麗なうねりに合わせてのジャイブのドライブ感は無茶苦茶楽しいターン性能でした。流石QUATROだなぁ~。
ターンの感触の良さから、サイドショアで面の良いトロ目の波で遊ぶなら今日のシングルフィンでも無茶苦茶楽しいんだろうなぁ~と思います。サーフィンのLongBoardやSUPで波乗りする楽しさです!
2020QUATRO POWER
 
 Date / ゲレンデ 2020年3月 検見川
 コンディション  南西~南南西 ややガスティー 波:腰~腹の波(トロ目ですがとても面の良い波)
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  4バテンEZZY4.5㎡ / MUFシングルWAVE WEEDフィン24㎝
ややガスティーで、83LのWAVEに4.5㎡がアンダーになったのでWAVE WEDDのテストも兼ねて試乗。
遊べる波も入っていましたし、風向きも45°クロスオンショアぐらいの時間帯もあって波の中での使用感のテストには十分でした。
スピード、上り等の走りの面も抜群でしたし、波の中で遊んでも十分楽しかったです。普段から使っても良いと思うぐらいです。
なんでしょう、フィンがレイキしている事でターンや走りにマイルドさと粘りがあって心地良い使用感でした!!
4.5で乗れるコンディションでも十分楽しめた事から、94Lのシングルフィンに使うには24㎝でバッチリだと答えをだしました。

20QUATRO POWER
 

 Date / ゲレンデ 2020年5月 検見川
 コンディション  南西~南南西 アンダー気味でブローでジャスト 波:膝~腰の波
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  5バテンWAVE5.6㎡ / シングル MUF X-WEEDフィン24㎝
7.8や7.2㎡に120LのSLALOMボードの方も少しアンダー気味で遊べているぐらいの7~8m/sのコンディション。
上る為には後ろ足をストラップから抜いて乗る状態です。
ベース幅のあるWEEDフィンを使用したから走れたコンディションだと思います。
付属されるフィン10+21だと5.6㎡には小さく感じ走りも今一になりますが、今回使用したWEEDフィンはシングルでもバッチリです。
SIMMERの5バテンWAVEのICONは、パワーの為にブーム長が181㎝と長めなので94Lのボードには少しセイルが大きい使用感に感じます。
自分の体重でギリギリで、タックも少しシビアです。アンダー気味で波の中を出ていくには小さく感じます。
今年のモデルは、ノーズが細めのシェイプでレイルも薄目にしてあり、吹いた時や波乗り性能は抜群になっていますが、体感浮力は2019の95Lとは違うと思います。105Lなら全く問題ないのでしょうが・・・。
同メーカーの4バテンWAVEのBLACKTIP5.6㎡は176㎝ですし、EZZYの5バテンWAVEのZETA5.5㎡は175㎝、4バテンWAVE5.5㎡も175㎝なので使用感がだいぶ違って軽さを感じるのでマッチングすると思います。のせられる最大セイルとして5.5㎡を選ぶ際に気を付けた方が良いと思います。
基本、94Lは4.2~5.3㎡が楽しいとは感じます。
もし4バテンWAVEセイル5.5㎡を使用してフィンが小さく感じたらセンターフィンをサイズアップすると良いと思います。
検見川の浜2020QUATRO POWER94L

Date / ゲレンデ 2020年8月 検見川
 コンディション  南西~南南西 アンダー~ジャスト 波:膝~腰の波
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  5バテンWAVE5.7㎡ / MUF X-WEEDフィン22㎝+純正10㎝
自分の体格に近いお客さんに試乗してもらって貰ったコメントです。
前回5.7㎡で乗ってもらったときは10+21㎝の純正フィンで走り出しが今一で乗りづらかったそうなので、今回はMUFのX-weed22㎝に純正のサイドフィン10㎝で試乗してもらいました。自分が渡したフィンのセットでも、お客さんが持っていた23㎝のFreeWaveフィンでも、どちらでも調子良かったそうです。5.3ぐらいまでなら純正フィンでもマッチングが良いのでしょうが、特にオンショアで5.5~5.8㎡を使う時にはセンターフィンのサイズ(面積)を上げた方が乗り易いって言う事です。

MauiUltraFin XWEED

 Date / ゲレンデ 2020年12月 九十九里
 コンディション  北東 45°クロスオンショア 波:インサイド寄りの膝の波 アンダー~ジャスト
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  4バテンWAVE5.6㎡ / MUF X-WEEDフィン22㎝+K4 SHRKTOOTHⅡ10㎝
九十九里
九十九里の北東(サイドショア)でテストライド出来たのでレポしておきます。
上り気味だと少しだけアンダーですが、落としたり波に乗せれば十分走るコンディション。
上りの取り易さ、走行時のグリップ感、走行時のプレーニングスピード、ターンへの入りのタッチ、波の中での動き、全て問題なく遊べました。
X-Weedを使った際に何時も感じるのですが、走行時にボードが跳ねず海面に馴染み加えてグリップがある走りになり、波乗り時には切れが速いルースな感じでは無く、粘りと適度なグリップがあってSUPボードでマイルドに波乗りを楽しんでいるような伸びやかでソフトなターンになります。
今日はインサイド寄りにしか波が無く、波に乗せて直ぐにスピードが上がって欲しいしターンもややタイトに回したいシュチエーションが多かった。加えてクロスオンショアでインサイドの風が少し弱い事もありターンのドライブ感(スピードの持続性)が重要だったのですが、このコンディションで楽しく遊べたと言う事はフィンは5.6㎡でマッチングの良いサイズだと考えます。
MauiUltraFin X-WEED

Date / ゲレンデ 2021年5月 / 検見川
コンディション  南西 クロスオン
テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
使用セイル / 使フィン  SIMMER BLACKTIP4.5㎡ 4バテンWAVE / MFC TF10+X-WAVE22㎝とX-WEED22㎝ 
本来であれば80LのWAVEボードに4.5㎡が妥当だとは思いましたが、すでに絶好調のデーターは出ているので、
今日は、同じコンディションでMFC TF10+X-WAVE22㎝とX-WEED22㎝の感触を見たくてテスト。
多少のアップダウンはありましたが、自分と同じ体重の方は75LのWAVEに3.8㎡で楽しんでいましたし、70キロぐらいの方は4.2に83L前後。
波乗りを楽しむには、ボードが94Lだったので3.7㎡をチョイスすべきだったなぁとは思っています。
最初はX-WAVE22。
走り過ぎる感触と波乗り(フロントサイド)で後半のドライブが足りないな・・・と感じたのでセイルのアウトを引いて再度トライ。
それでも良い感触にはならなかったのでジョイントをノーズ方向に移動。
走りが抑えられて乗り易くなりましたが、やはり波乗りの楽しさがイマイチ。
フィンをX-WEEDにかえて再度トライ。
走りの滑らかさが更にアップして非常に楽になり、波乗りも後半のドライブやコントロールがし易くなってGoodな状態に。
面倒くさがらずにセイルも3.7にチェンジしていれば更に楽しさが倍増した気はしますが、
94LFreeWaveボードが4.5オーバー気味の状態で、これだけ波の中で遊べるなら十分だと思います。
何より走りが楽になる部分がX-Weedの良さ。
この良さは、まだ強風オンショア練習中の方にもオススメな部分だな!と思います。
オンショアで海面が荒れている状態で乗るなら、やっぱり基本はX-Weedの方がオススメです。
21QUATRO POWER94L2020RRD FreeStyleWave104L
MauiUltraFin X-WAVE X-WEED


 Date / ゲレンデ 2021年11月 検見川
 コンディション  西南西ストレートオンショア 波:膝~腰の波 ウネリは腰~胸ぐらい
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用ボード  5バテンGA Hybrid5.6㎡(CrossOverモデル) / 2020QUATRO FreeWave94L(POWER)
同じコンディション、ボード、セイルで比較するテストをしてみたのでレポしておきます。
周りの方も5.8㎡や5.3㎡で楽しんでいる方が多かったので風速は8~10m/sぐらいだと思います。
乗り出しは少しアンダー気味でスタート、その後、ジャスト以上に吹き上がりました。
ストレートオンショアなので波乗りを楽しむよりは走って曲がってジャンプして楽しむバンプ&ジャンプコンディション。
まずはMFCのTF10㎝サイドににMUF X-WEED22㎝。
走り出し、上り、ターン性能、走行時のスピードやオンショアのチョッピーな海面でも滑らかに走る感覚は最高でした。
FreeWaveでWaveテイストを感じながら楽しむには非常に良い感触です。

MUF X-WEED
純正のMFC10㎝+MFC FreeWave21㎝。
走り出しや上り性能は、このパターンの方が高く感じますが、走りの滑らかさ(柔らかさ)はX-WEEDの方が心地良く感じWAVEテイストの良さで乗りたいならX-WEEDの方が良いなぁ~と感じました。
少し波の中で動いて遊んでみましたが、純正でも十分に楽しいと思える動きは出来ました。メーカーが付属させているので当たり前ですが。
ただ、比較すれば、やっぱりX-WEEDの方が更に楽しいなぁ~と思います。
シャープで切れ味のある感覚が好みなら純正の方が良いですが、滑らかなドライブ感やタッチが好みの方はX-WEEDが良いです。
20quatoropower
次いで11.5㎝のX-TWIN-Sをサイドに付けてテスト。
前回、ジャスト~アンダー気味で波乗りが楽しめるコンディションでは全く感じず楽しめたのですが、今回の様に走りをメインに考えて楽しみたい場合にはサイドフィンが大きく感じ少し抵抗感を感じました。ターンへの入り易さは抜群なのですが、後半のドライブ感や動き易さを比較するとMFC10㎝の方が高く感じました。
おそらく95Lでジャスト以上のコンディションであれば11.5のX-TWIN-Sをサイドに使用した場合にはセンターフィンを20㎝のX-WEEDにした方が良いと思います。
ひどく悪い状態ではないのですいが、比較してスムースな感覚に違いを感じました。
MFCの10㎝サイドフィンと面積(サーフェイス)を比較しても大きいです。
105Lなら、このセットでバッチリだと思います。
体重60キロの自分の感覚なので体重が75キロや80キロ以上の方ならワンサイズ上のセンターフィンの方が良いフィーリングになると思います。
ショップの73キロWAVE上級者の方も同じ形状のフィンを使った場合に自分より1サイズ大きいフィンで調子良いと言うコメントをもらうので。
MUF X-WEED X-TWIN-SMFC TF10㎝とMUF X-TWIN-S11.5㎝比較


 Date / ゲレンデ
 2021年12月 / 検見川
 コンディション   北西サイド 膝のうねり ジャスト
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    SIMMER BLACKTIP5.6㎡ノーカム4バテンWAVEセイル
 使用ボード  2020QUATRO POWER94L(FreeWave) 227×61.5㎝ テイル幅38.5㎝
 使用フィン  MUF WEED28㎝
検見川の北西はサイドの風なのですが風波なので波に対してはオンショアになります。沖合に向かう際には波が横から来るのでチョッピーでボードが跳ねやすい状態になります。波も南西(風向きはオンショ)よりもパワーが無くウネリと言ってよい状態です。
94LのFreeWaveに走りを軸として遊びたい場合に28㎝シングルのサイズが妥当かチェック。今日は5.6㎡を使用。
走行時、ターンへの入り易さ、ウネリに合わせてジャイブしたり少し動いて遊んでみましたがフィンが大きすぎる症状はなく適正サイズに感じました。
流石MUFフィン!上りをとりたく強めに後ろ足をプッシュしても全くスピンアウト無し!いいフィンです。
同社のWAVE用WEED X-WEEDに比べフィンにパワーがありFreeRideテイストを楽しむ乗り味にしたいならコチラの方がオススメです。
サイドフィンをカバーするパーツは付属されていますのでシングルフィンで乗る際に買い足す必要はありません。

2020QUATRO POWER94

 Date / ゲレンデ
 2022年1月 / 検見川
 コンディション   北西サイド 膝のうねり ブローでジャスト
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    SIMMER BLACKTIP4.5㎡ノーカム4バテンWAVEセイル
 使用ボード  2020QUATRO POWER94L(FreeWave) 227×61.5㎝ テイル幅38.5㎝
 使用フィン  MUF WEED28㎝
先日に5.6㎡でのマッチングをテストしたので、今日は一段高い風速で4.5㎡でテスト。
ガスティーでしたが、ブローが入ればジャストパワー。海面は腰の風ウネリが入っている状態。
フィンが邪魔だと感じる感覚は走行時にもターン時にも感じず問題ないサイズだと感じました。
走りを軸として遊びつつFreeWaveらしいターン性能の良さを十分に感じれたことから4.5㎡でも28㎝のWEEDフィンでマッチング良しと判断します。

2020quatropower検見川
 Date / ゲレンデ
 2022年1月 / 検見川
 コンディション   北西サイド 膝のうねり ブローでジャスト
 テストライダー  身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル    SIMMER BLACKTIP4.5㎡ノーカム4バテンWAVEセイル
 使用ボード  2020QUATRO POWER94L(FreeWave) 227×61.5㎝ テイル幅38.5㎝
 使用フィン  MFC FreeWave28㎝
走りを軸として遊びたい(バンプ&ジャンプ)コンディションで使い易いフィンとしてオススメしているMFCのFreeWave28㎝でテスト。
95~100Lには丁度良いサイズで多くのメーカー(STARBOARDのKODEやFANATICのFreeWave)もシングルフィンには同様の形状フィンを付属させています。
このフィンも今日の様なコンディションでは、28㎝が大きすぎてフィンがボードの良さを邪魔している感触にならず走りの良さや上りの取り易さもありつつターンの良さを楽しめます。FreeWaveの95Lには丁度良いサイズだと言えます。(FreeStyleWaveやFreeRideSlalomなら30㎝)
波がイマイチで、波乗りを楽しむよりは走って曲がってジャンプして遊びたいと思うコンディションにはオススメです。
3年継続されているボードで自分も長い間に色々なコンディションで試乗していますが、乗り込むほどにチューニング次第で色々な楽しみを与えてくれるボードだなぁ~と感心しています。WAVEテイストを感じつつ色んなコンディションを何時でも楽しませてくれるボードとしてオススメです。
ちなみに、ここまで乗り込んでお気に入りで使用しているストラップのポジションは前足が2番、後ろ足が3番です。

20QUATRO FreeWave POWER

 Date / ゲレンデ 2022/5月 九十九里
 コンディション   ジャスト~アンダー 南
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER ICON5.3 / 2020~22継続QUATRO POWER94L 227×61.5㎝
 使用フィン  サイドフィン:Dugon10㎝ センターフィン:Mauiultra X-WEED20㎝
波サイズは腰から腹で45°クロスオンぐらいの風向き。
ゲティングは下らせれば走るぐらいで、波に乗れば十分なスピードが得られ落としていけば3~4ターンが可能なコンディションでした。
波はインサイド寄りだったので掘れてからブレイクするのは速めの波でした。
アンダー気味のせいもありますが、WAVEボードらしい乗り心地でベアーすれば加速していく乗り味。
ターンのドライブ感も抜群でしたし波の中でのレイルの切り返しもバッチリ。
上級者の方がサイドオン~サイドオフで波乗りを楽しみたい時には良いフィンサイズだと言えます。

K4 DUGONG


 Date / ゲレンデ 2022/5月 九十九里
 コンディション   ジャスト~アンダー 北東
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER ICON5.3㎡ / 2020~22継続QUATRO POWER94L 227×61.5㎝
 使用フィン  サイドフィン:Dugon10㎝ センターフィン:Mauiultra X-WEED20㎝
使用フィンは、前回と同じ。
九十九里に多い波のサイズはあるけど風は弱目のダウンザラインコンディションでのテスト。
波サイズは頭から頭半とサイズは大き目。風向きはサイドオフ気味。
インサイドは掘れるとワイドにダンパー気味で風も弱目だったので、アウトサイドからセットを選んで乗っていました。
セットを掴んで乗っていたので波は面も良く非常にメローな状態。
ボトムまで落としていくにもフルプレーニングで距離がありましたし、当てにいくにもドライブ感がないと楽しめないコンディション。
そんなコンディションでもグリップ感、ドライブ感、ともに抜群で非常に楽しい波乗りをさせてくれました。
やや掘れ気味で速めに動きたい腰~腹の波でも良いし、サイズのあるメローな波でも良い。
波のコンディションが良ければ良い組み合わせのフィンだと言えます。

九十九里


 Date / ゲレンデ 2022/7月 南房総
 コンディション   ブローはジャスト~ややオーバー気味のガスティーなサイドオフ 南西
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER BlackTip4.5㎡ / 2020~22継続QUATRO POWER94L 227×61.5㎝
 使用フィン  サイドフィン:Dugon10㎝ センターフィン:MauiFin TF20㎝
インサイドはサイドオフのガスティーな風でしたが、波は腹から胸で面も良く3~4発いけるGoodコンディション。
ここの波は、非常にパワーがあってタイミングをミスると、しこたま巻かれる波ですが、とにかく波乗りには楽しい波です。
アウトサイドはサイド気味で4.5でチョイオーバー気味な時もあり海面も荒れていましたが、フィンの抜けが気になったり、上りが悪いと思う感触は一切ありませんでした。
WAVEボードとしてサイドオン~サイドオフで波乗りを楽しむには抜群の組み合わせだと感じます。
MECのTF10㎝との組み合わせはテストしていないのですが、Dugong10㎝と面積やレイキ角が違うのでセンターに20㎝を使った場合にはルースになり過ぎる可能性があります。テスト出来たらアップします。

K4DugongフィンK4DUGONG10㎝




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