試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。
BOARD名・サイズ バーレーヘッヅ ONE   バーレーヘッヅ ONE
初号機83L
掘れた波、サイズのある波なら、十分なボードスピードを得られる為に全てが小さなフィンが付く現在主流の高性能マルチフィンボードで波乗りを楽しむことが出来る。
しかし、オンショア風波はサイズがあるわりには掘れ方も緩いし波自体にパワーが無い。加えてオンショアは高さを稼ぐためにもインサイドの掘れた波でジャンプをする為にも、初速、その後のスピードに優れた上り性能が必要。
スピードに優れ、初速に優れ、上りに優れ、鋭角な小刻みなタ―ン、タル目の波でもボード自体の能力でスピードが得やすくスナッピーなターンがし易い。
今までのボードでも楽しめるのですが、更に、そんな時に楽しめる都合の良いボードを作れないかな・・・?って事でテストを始めたのがONEです。
フィンシステムは、最もスピードに優れるシングルフィンで使える事を基本にしました。
83Lの違った形状のプロトタイプを3本。最初に作ったボードに修正を加えた100Lの計4本をテストして、ほぼ答えが出た感じです。
現在のボードはショート&ワイドが主流ですが、優れているのは初速と幅広い風域に対応できる点。
この良さがONEにも備わっていると感じます。特に吹いた時に使う小さいサイズ。
このボードに惚れ込んで初号機83Lに乗る上級者の方は、3.7 4.2 5.5㎡の3枚、フィン1本で、検見川や内房のオンショア、冬場の検見川の北西(ガスティーなチョッピーサイドショア)をアンダーからオーバーまでONE1本で楽しんでいます。
ライディングも、以前のTWINフィンで乗っている時よりもターンにスピードがあり、より良い波のセクションでターンを行えていますしスプレーの上がり方も多くなっています!!
もちろん、その方がウインド能力の高い上級者でのことですが、ボード性能の良さを絶賛しています。
1つの波を楽しむボードの形がONEだと言えます。

=総合評価=
△ 悪い   ○ 普通   ◎ 良い ☆非常に良い 
 プレーニングパフォーマンス
 スピード・初速・上り
 アクションパフォーマンス
 
ベーシックフリースタイルアクションや
 ジャンプ等ジャイブ以外のアクション性能
 スピードジャイブ性能  ジャイブの弧の自在性
 波乗り性能 サイドショア/オンショア ◎/☆  浮力バランスや安定感
 コントロール性能 ラフ海面  ☆  装備品のクオリティー
 マッチングSAILタイプ  4バテン~5バテンWAVEセイル。
 おすすめレベル  シングルフィンらしいボードスピードに、胸以下の波で今までにない小回りのドライブターンを望む上級者の方。

 <コメント> 試乗し気が付いたことがあれば追記していきます。
 Date / ゲレンデ 2014年5月 検見川
 コンディション  南西 オンショア ジャスト 膝~腰の波 
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  2014SIMMER BLACK TIP5.6 / MFC GOYA23・24 
100Lテスト。
23㎝でテストした際には、ONEに求める波乗り性能は存分に感じ取る事が出来ていたのですが、
83Lに22cmで乗っているときのスピード、上り性能、初速性能に比べると少し不満があった。24㎝にサイズアップしたところ、全てが噛み合いました。
最初の急激な踏み込みで得られる反発でスモールWAVEでも思ったようなトップターンに持ち込むことが出来る。
タル目の波でもスピードが得やすい。優れた初速、上り性能とスピード性能。まさにONEに求めるものが全て備わったボードになっていました。
修正したJOINTポジション、FINポジションもセンターでOK。ストラップ位置もOK。ようやく完成が見えた感じです。
調子の良い100Lのスケールダウンで83Lを最終テストします。
 2014/7月 最終プロト83L完成
全て83Lでシェイプしたプロトタイプです。左から1・2・3.最終形です(最終形はclickで拡大出来ます)。
    
 
 1号機。画像提供は千葉ヒデさん 検見川 西南西ストレートオンショア3.7㎡  →千葉ヒデさんHP
 Date / ゲレンデ 2014年7月 検見川
 コンディション  南西 クロスオンショア ジャスト~アンダー 腰~腹の波 
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  2014SIMMER ICON4.2&EZZY ELITE5.0 フィン:2号機は23㎝ 3号機は22㎝ 
2号機と3号機のテストしました。周りの人は4.5~5.3が多かった。
風が息をしていてガスティーでしたが、4.2・5.0共にジャストのコンディションもありました。
同じコンディションで2本をテスト。マイルドで浮力バランスが良く乗り易さを感じたのは2号機のアウトライン。
しかし波の中での最後の切れ味の良さとスピード性能は3号機の方が断然勝っていました。
波の中での最後のレイルの入り方が良い為にオンショアのパワーの無い小波を遊ぶのにイメージする動きが出来たと思います。
やはりウイングの効果は絶大でした。(ウイング形状は詳細画像で見れます)




画像は全て千葉ひでさん撮影です。何時もありがとうございます。http://chibahide.com/
乗り味は完璧なので、ノーズのアウトラインと厚み。テイルのアウトラインを僅かに増やして完成です。
ノーズとテイルの形状は初号機同様に少し幅を広げて面浮力を出します。
これにより走り出しの良さ、タックのし易さなども確保されます。
2本を工場に持ち込んでシェイパーの人と最終打ち合わせをしました。
黒のラインが最終プロトのアウトライン。
ノーズは赤の線が修正ラインです。テイルは←の位置が元のラインで先端がゆるいRになります。(右側の赤い線は違います)

先端が尖ったアウトラインから右の画像のような緩いRのラインになります。ウイングは左画像の様に強めに入れます。


 Date / ゲレンデ 2014年8月 検見川
 コンディション  南西 クロスオンショア ジャスト~ややアンダー 腰~胸の波 
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン  2014SIMMER ICON4.2 フィン:22㎝
ボードは83L最終形
今までは、お気に入りのMFC GOYA22㎝でテストしてきましたが、3号機でMAUI URTLA FINの22㎝をテストしました。
僅かにベアーしないと走らない乗り味になりましたが、スピード、グリップは抜群でしたし、ジャストの時には上りも抜群でした。一番違いを感じたのはフロントサイドのトップターンの切り返しとバックサイドの切れ味の良さ。GOYAよりも少しルースでクイックな動きになり上級者好みの乗り味でおすすめの1本と言えます。(形状からくるものですね)5.0㎡でも使ってみます。
 Date / ゲレンデ 2014年11月 検見川
 コンディション  西南西 ストレートオンショア ジャスト 腰~腹の波 
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン 
 使用ボード
2015SIMMER BLACKTIP5.0 / EZZY TAKA3バテン4.9 / フィン:MUF X-WAVE22㎝+8㎝
ボードは83L最終形
アウトラインを微調整した最終形の83Lにサイドフィンを付けテストしました。シングルフィンのスピード性能、波乗りのルースな部分を残しつつ適度なグリップ感のあるターンへの入りの良さと、その後のドライブ感がアップ!!いい感触です。
シングルでも乗れるメインフィン+8㎝の小さなサイドフィンの組み合わせは、サイドフィンのサイズを上げてメインフィンを小さくするトライフィン的な使い方よりも走りが軽視されなくてホント都合よく感じています。
今日は検見川の冬に多いストレートオンショアでしたが、走り出し、スピード、上り性能においては十分でした。特に走りの良さは、やはりONEならではの良さを感じます。
ストレートオンショアでしたが、デッドゾーンまでターンをドライブさせやすく、その後のトップターンでもテイルがグリップしすぎずにスライド気味にボードを返しやすいのでセイルに風が溜まらずリップアクションがとてもし易かった。ここで風が溜まってしまうと波のトップが張っていない事が多い風波ではセイルパワーをオフしきれずにトップターンを仕上げる事が難しくなります。掘れた波なら波がボードを返してくれるので問題ないですが。
バックサイドも、いつもより縦のラインを意識して波にアプローチしてみたのですが、エアーが掛けられるほど当て込めます。ウイングの効果もあると思いますしサイドフィンのお陰だと感じます。
クイック過ぎない乗り味、よりフィングリップの強い走り、ドライブの効いた波乗り性能は、同様にサイドフィンを付けてテストした2号機(ブルー)が良いのですが、この乗り味はSUPERNATURALで出せていますし、サイドショアで波の良い時にはラインの変化がし易くドライブさせながらバーチカルに波にアプローチできる2+1があるので、ONEは、他には無い短いボードならではのクイックな切れこみが出来るターン性能になる最終形でいこうと思います。違いがはっきりしているので。
検見川はストレートオンショアになってしまう季節なので、休日にサイドオンショアになるコンディションでもテストできたら再度レポートしますし、違ったフィーリングを味わえたら都度レポートします。
 Date / ゲレンデ 2015年1月 御前崎 千浜南
 コンディション  3.7ジャスト&オーバー / 4.2ジャスト&アンダー 腰~腹の波が中心 
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン 
 使用ボード
2012SIMMER 3.7MISSION-X 5バテン / SIMMER 4.2ICON 5バテン
フィン:MUF X-WAVE22㎝+8㎝
ボードは83L最終形
お店のツアーで御前崎に行ったので、サイドオンショアの強風でテストしました。
波は小さ目でしたが、沖合は御前崎特有の強風風波でオンショアの様なチョッピー海面。うねりは胸~頭ぐらいのも入っていました。
インサイドがガスティーで波数が多い厳しいゲティングもありましたし、全くフィンがグリップしない3.7激オーバーもありました。
上りの良さと、ピッチの短い沖合のうねりでの弧の短いジャイブのし易さは今までにない良さを感じONEの特性の良さを再確認出来ました。8㎝のサイドフィンの効果の威力だと感じます。上手い人はロッカーの強いボードでも自在に乗りこなせると思うのですが、自分はオーバー気味やラフな海面では少しフィンに頼った走りの方が楽にセイリング出来るので、そう言う乗り味のボードの方が好みです。ONEはまさにその乗り味に仕上がっています。3.7コンディションでもコントロールを失わずに本当に楽にアウトサイドに向かいインサイドに上って戻ることが出来ました。ノーズに受ける風波のチョップも全く苦にならず越えて行けます!

波乗りに関しては、ダンパー気味でサイズが小さい速めの波も、サイズはあるけど張りが弱くて下に落としていかないと当て込めない波も、違和感なく楽しむ事が出来ました。特に掘れた速い波での楽しさはONEに求めたとうりの良さで存分に楽しむ事が出来ました。
もちろん、波のサイズや掘れ具合で違うタイプのボードの方が楽しい場合もありますが、特にピッチの短い波でクイックなスモールターンを楽しみたいのならばONEはサイド気味でも抜群だと感じました。
流石に激オーバーでは歯が立ちませんでしたが、最大幅が60.5㎝、テイル幅は37㎝もあるのに、3.7御前崎の強風でも楽に楽しく乗れた結果はボードの良さがしっかり出ていると実感しました。自分が3.7で楽しく乗れていた時(夕方)には、同じくらいの体重の方は3.6に69LのQUADボードで同じように楽しんでいました。3.7激オーバーの時は、70キロの上級者の子が3.8に80Lのボードでも駄目でしたし、周りの人も皆上がってしまいました。その時の風速は灯台で20m/s~22m/sだったそうです。今までのテストライドをふまえて、自分の体重にとって83Lはガスティーでもややオーバー気味でも3.7~5.3までオールマイティーに楽しめるサイズだと言えます。
22㎝のMUFのX-WAVEフィンは、今回のコンディションでは走りに対して小さいと感じませんでした。ただ、当て込むタイミングでスラッシュしやすいので、そこでもグリップが欲しい方は23㎝にすると良いです。
 Date / ゲレンデ 2015年12月 検見川
 コンディション  西南西ストレートオン気味 3.7ジャスト 胸~肩の波 セットは頭 
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン 
 使用ボード
2012SIMMER 3.7 5バテン
フィン:MUF X-WAVE22㎝+8㎝

ボードは83L最終形
サイドフィンの位置を最終調整してから、ケミのストレートオンショア強風で遊べる波サイズに乗れました。
走り出し、その後のスピード感、ターンの切れ味、すべてONEに望んでいるものが満たされていました。
83Lの上に85Lを用意しましたが、アウトラインのバランスは85Lが、より抜群だと感じます。83Lは64キロ以下の方におすすめだと感じます。65キロから70キロぐらいの方が、3.7ジャスト~5.3アンダー気味を1本で楽しむには85Lがベストだと思います。
この動きを疲れると言う方もいると思いますが、オンショアでスピード感があって刻む自在性のある波乗りを楽しみたい方には抜群の仕上がりです。スピード性能を活かしたアクションもバッチリ楽しめます。
実際に他の方の乗ったコメントでも、上記の様に真逆です。疲れると言う方と楽しい!!と言う方の二つです。
 Date / ゲレンデ 2017年4月 検見川
 コンディション  波:腹~胸 メローでタル目 4.7ジャスト~アンダー
オン角度30~40°のクロスオンショア
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン
 使用ボード 
TAKA4.7 / MFC K-ONE22㎝
2016までのONE
シングルフィンで使用する際の良いジョイント、ストラップポジションが見つかったのでレポしておきます。好みがあると思いますが試してみて下さい。走りも良いしターンのドライブ感も良いです。K-ONEフィンもシングルでマッチング良いフィンとしておすすめします。
ストラップはフロント3穴の1番、リア2穴の2番。ジョイントはセンターより1㎝ほど前。(現在は調整してあるのでJOINT BOXのセンターで良い)
バーレーヘッヅONEMFC K-ONE
 Date / ゲレンデ 2018年1月 検見川
 コンディション  波:インサイドに膝の風波 3.7アンダー~オーバー気味のガスティーコンディション
西北西でオン角45ぐらいのクロスオンショア
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン
 使用ボード 
SIMMER BLACKTIP3.7 / MUF22㎝+8㎝
最終プロト83L
強風の風波で洗濯板の様に荒れた海面、ガスティー、潮が引いてインサイドに膝の風波。
冬の検見川に多いコンディションです。
検見川北西
こう言ったコンディションでは、シングルフィンの走りの良さに小さなサイドフィンでコントロール性を良くしたフィンのセッティングが抜群に合うなぁ~と感じました。ガタガタの海面でも楽にスピーディーに走れるし、ピッチの短い風波で荒れた海面でのターンへの入りもイージーです。
ONE Thruster
センターフィンの取り付けはストラップの弧の始まりより前に付けない様にセットして下さい。
Date / ゲレンデ 2020年3月 検見川
 コンディション  南西~南南西 ややガスティー 波:腰~腹の波(トロ目ですがとても面の良い波)
 テストライダー 身長170㎝ 体重60㎏
 使用セイル / 使用フィン
 使用ボード 
4.5㎡/ MUF22㎝+8㎝
83L
最終プロト83Lを中古で販売する事になったので、最後に全ての確認の意味を込めて試乗。
南西から南に振れて(クロスオンからサイド寄りに振れた)ややガスティーになった為に、波の面が整いトロ目ですが波乗りを楽しむには絶好調のコンディションになりました。
セイルパワーはジャスト、ややアンダー、ややオーバーと変化していました。
フィンは様々なパターンを時間をかけてテストしてきましたが、最終的に最も良いと感じる8㎝のサイドフィンに22㎝のMUFを使用しました。
走り出し、上り、波乗りの楽しさ。全て満足! やはり、オンショアのタル目の波で遊ぶなら、このフィンシステムがONEにはBESTだと感じます。
ONEは、オンショアのタル目の波で遊ぶ事を一番に考えて作ったボードなので。
セイルは4.5㎡を使用しましたが、ややオーバー気味の時のジャイブの入りに少しだけパワーを感じたので、自分位の体重の方なら4.2や3.7で乗る時にはセンターを21㎝にすると良いと思います。4.5ジャスト~5.0㎡なら22㎝でBESTです。
体重が70キロ以上の方なら85Lがおすすめになります。フィンも自分より1㎝上のサイズで良いと思いますので22㎝と23㎝を使い分ければ良いと思います。88Lなら23と24㎝ですね。サイドフィンは全て8㎝で、センターフィンはシングルでも使えるタイプをおすすめします。(マルチフィン用以外)
小波でもタルイ波でもターンにスピードと自在性があれば、その日を楽しめますね!
ONEは、そんなボードです。
バーレーヘッヅONE 検見川の浜

チフユさん撮影

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