のレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名 2012EZZY TIGER5.8 ラフ443〜445 ブーム174〜181
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 MODEL WAVE
 テストライダー 身長170p 体重62s
 使用マスト @SIMMER RDM90-430
AMAUISAIL RDM75-430
 ゲレンデ @波崎
A九十九里
 コンディション
 海面状態
@サイドショア
アンダーで、波に乗れば両足がストラップに入るコンディション。インサイドは、ややダンパー、アウトはセットで頭〜頭半で面良し。
Aサイドショア
ジャスト〜ややオーバー気味。波は面も良く胸〜肩
 使用ボード・FIN @SIMMER FREEWAVE 237×63.5p 105L 
スラスター サイド14cm メイン15p
AANGULO VICTRY QUAD 228×56 83L
フロント10p バック14cm

=総合評価=
△ 悪い   ○ 普通   ◎ 良い ☆非常に良い 
アンダー性能 操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション
マッチングBOARD   90L以上のラージサイズWAVEやFREEWAVE・FREESTYLEWAVEのオールサイズ
おすすめレベル   ビギナー〜上級者

<コメント>

  
左がTIGER 右がPANTHER LTD。大きな違いはリーチ部分、PANTHERの方がタイトになるデザイン。
その違いは手応えで、アンダー時にセイルパワーを感じやすいものか、吹いた時に素早い切り返しが出来るものか、と言ったところだろうと思う。
昨年の11月に台湾で使用した4.7のPANTHER LTDの使用感を思い出して比較してみました。 
使用したエリアの違いもあるのでしょうが、TIGERはリーチがソフトに感じ、アンダー時にセイルに頼ったバランスがとりやすく感じました。
そして、セイル自体が軽いと言う点も大きく感じました。
PANTHER LTDに使用しているグリーンの素材も、その違いを生みだしていると感じます。
PANTHER LTDの方が重圧な使用感で、波の中の切り返しでは、瞬時にパワーをオフし、オンさせられると感じました。
TIGERはソフトでワンテンポ遅れる感じがあるのですが、そのソフトさが、常に適度なパワーでボードを走らせるパワーを生みだしていると感じます。

表現が難しいのですが、TIGERはセイルのパワーを利用して、波の中で行きたい場所にボードを運んでくれる。
PANTHERは、テイクオフする為のパワーは得られるのですが、その後は、ボード自体のスピードで、行きたい場所に行く。セイルパワーは消える。
と、表現すればいいのかな・・・?!
オンショアのセイリングでは、常に適度なセイルパワー(手応え)を利用してターンをリードする事が必要だし、ボードを走らせる事が必要。粘りのある使用感が良く感じる。同様に、アンダー時に使うセイルにはコレが必要。
サイドショアの波の中では、セイルパワーを瞬時にオフさせたり、オンさせてたりする必要があり、切れ味のいいナイフの様な使用感が良く感じる。吹いた時に使うサイズは、コレが使い易く感じる。
その違いを、出しているのだと思います。
5.3uあたりが分かれ目なのでしょうか。
5.3が最大セイルの方は、5.3もアンダーで使う事が多いでしょうからTIGERが良く感じるでしょう。
5.8や6.2ぐらいのエリアは、多くの方が、TIGERの軽くソフトな使い心地が良く感じるでしょう。使用するボードも100L前後で大き目でしょうから。
吹いた時に使用するエリアは、良く使用するコンディションや、好みにも違いはあるとは思いますが、一般的にはPANTHER LTDの使用感が好まれると思います。使用するボードも反応が速い小さめのボードを使用するでしょうから。
@2012/5月
今回は、アンダーで、波に乗せれば走るコンディションでの試乗でしたが、風が十分な状態で波の中での使用感もテストしたいですし、風は十分で、波の無い海面で走りの面もテストしてみたいです。
なので、SPEED性能、プレーニング時の安定感については、評価をだしていません。
でも、波の中で操作性は抜群に良かったです!
試乗したコンディションは、こんなコンディションです。→YouTube

A2012/5月29日
最初はアンダー気味でしたが、徐々に上がってオーバーになるまで使いました。
その後5.3に張り替えても、ジャストパワーでブローは少し強めでした。だから5.3で良かったと言う事です。
アンダーが良い事は、前回の試乗でも確認済みなので、今回はジャスト以上の使用感を確かめました。
セッティングは、ダウン、アウト共にMAX値にしました。マストは、吹いた時に抜群のマッチングである事が分かっているMAUISAILのRDMを使用しました。
フォイルの安定感は抜群です。やや風を流して乗る乗り方でしたが、マスト手、セイル手に偏る事がない安定したパワーを供給してくれます。波の中での操作性も抜群で、パワーのオンオフのコントロールが良く、とっても波乗りを楽しめました。
使用していたBoardが、幅56pでテイル幅も絞ってある83LのQUAD(フィンも小さい)だったので、ややセイルが大きく感じました。
これが90L以上の幅60p以上のWAVEボードや、FreeStyleWaveやFreeWaveを使用したのであれば、テイル幅もありますし、フィンのサイズも、もう少し大きい物を使用していたでしょうからグッドマッチングだったと思います。
同様にTigerの5.3uであればジャストだったでしょう。

フォイルは安定しているのですが、常にソフトでパワーを感じて走るタイプのWAVEセイルです。
「安定感のあるパワーを持つWAVEセイル」この特性は、セイルを引きこんで走りたくなります。要するにスピードを出せるWAVEセイルです。
このパワーは、例えば体重がある方にとってメリットがあるパワーですし、瞬時に加速させたりするのに都合が良いパワーです。安定感の無いパワーは、セイルを引き込む事が出来ませんし、スピードを出す事も出来ません。こういうパワーは、いくら体重がある方でも使えないものです。
FreeStyleWaveボード等のCROSSOVER系のボードは、スピード性能にも長けた物が多いですね。そう言ったボードをオンショアで使ったり、あまり波の無い海面で使えば、当然スピードを出して楽しむシュチェーションがあります。
ですが、同社のFREERIDEセイルのCheetahを乗せると、パワーがあり過ぎますし、フォイルが硬めに感じます。マッチッグがイマイチだと感じますね。(SLALOMには使い易いが、WAVEテイストがあるボードには使いづらい)
このTigerは、そこに都合が良いセイルです。
前記したように、純粋なWAVEボードで、サイドショアで使うならばPANTHER LTDのパワーが使い易く感じるでしょう。
オンショアだったり、アンダーコンディションで使う事が多いサイズを選ぶ場合だったり、様様なコンディションでCROSSOVER系ボードで使用するならばTigerが使い勝手がいいです。