試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

SAIL名:EZZY TAKA 4.9㎡ 
    ラフ404㎝ ブーム162-167㎝
 MODEL:3バテンWAVE  2015EZZY TAKA
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<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
アンダー性能 操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション
カムorバテン
マッチングBOARD  WAVEボード 
おすすめレベル  波の中での動きを楽しみたい方 
今年多くのメーカーが発売した3バテンWAVEセイルですが、4バテンの使いやすさで大人気のEZZYからも5.4/4.9/4.5/4.1の4サイズに限って発売しました。
バテンの配列やラフは4バテンと変わらないぐらいで1本バテンを抜いた感じ。
素材に関しては4バテンのELITEと同じ。セッティングガイドは、EZZY独自のダウンテンションのゲージとアウトホールのゲージが付きます。指定のコンビネーションでマストを組み合わせればゲージに合わせて簡単にミニマム、ミディアム、マックスを使い分けらますが、その範囲は2㎝です。しかし、その2㎝で大きく使用感は変わります。
パワー・スピード性能はバテンの数に比例すると感じました。3より4、4より5バテン。当然ですが・・・。
特にスピード性能は良くはありません。(波に乗っているときのスピードは十分ですが、通常に走行しているときには好みが出るでしょう)
3バテンが出たことで、4バテンは3バテンの操作性の良さや軽さを取り込みつつ5バテンに近いストレスが少ないスピード性能(十分に感じる)と、パワーも有しているオールラウンドなWAVEセイルに仕上がっていると実感しました。
当然、パワーとスピード性能(オーバー性能)は5バテンが断トツです。フラットコンディションから波のあるコンディションで、WAVEボード以外にもスピードに優れたFREEMOVEやFREERIDEボードでも使いたいなら5バテンがお奨めになります。
3バテンで特筆すべきは、やはり操作性の良さです。波に乗って動いているときは、風に対してのアングルが目まぐるしく変化します、その中で、ブーム上のバテンが少ない事でフォイルの捻じれや、しなやかさを作る事が出来ます。サイドショアで使うならば、そのしなやかさは波に乗せる時や、より波を下らせていく時に都合が良いものです。そして急激に波のトップでボードを返す時には、その捻じれが余分なセイルパワーをリリースすることで今までにないボードトリムが可能になります。セイルが無くなりボードだけでアクションが可能。今までデッドゾーンに感じていた角度まで行ってもボードを返せます。(ここはストレートオンショアで乗った際に感じました)

昨年は4バテンのELITEを1年使いましたが、比較して、今のところ3バテンにしたからアンダーが悪くなった、オーバーが悪くなった、と言う感覚は強くはありません。5.0で乗れると判断したコンディションから4.2の方がジャスト~アンダーのコンディションまで波があるWAVEコンディションでは問題なく楽しめます。波乗りが楽しいですしインアウトを往復するのにストレスを感じる遅さはないですから。
自分の中で、波が無いコンディションでFreeWaveやFreeRideボードでスピードを軸に楽しむには相性が良いとは思わないぐらいです。ELITEは、波の中でもフラットでも平均して楽しむ事が出来る都合の良さを持ったセイルだと感じます。5バテン、3バテンがそれぞれ強みを発揮する性能を持っていて4バテンが中間的な良さを持っていると感じさせます。

 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
 Date / ゲレンデ/ ライダー  2014年11月 / 台湾 /身長170㎝ 体重60㎏
 コンディション   サイドオン ジャスト / サイド オーバー / サイドオフ  アンダー 
 使用マスト/ボード/フィン マスト:SIMMER RDM10 370ボトム+400トップ
ボード:バーレーヘッズ ONE83L 215×60.5 テイル幅40㎝のプロト2
フィン:サイド8㎝+メイン23㎝
台湾では、アンダー~オーバーまで全てのコンディションで試乗できました。サイドオンのコンディションでは、最初はアンダーでしたが、後にジャスト。一緒に乗っていた方は92Lや80Lに5.3を使用。体重は同じぐらい。このコンディションで感じたことは、スピードの面も十分でしたし、波乗りもサイドショアと変わらないぐらいにフロントサイドを楽しめました。セッティングはミディアムのダウンに、アウトはマックスのテンションより1㎝マイナスぐらいで引き気味。4.9なのに5.3とかわらないパワーで遊べると感じました。
サイドのコンディションでは、一緒に乗っていた方はアウトに向かう際には4.2+80Lでオーバー気味。92Lの方は3.7を使用。インサイドがガスティーだったので波乗りは問題なし。そんな中で自分は、アウトのジャイブへの入りはオーバーでしたが、一度回し始めてしまえばセイルパワーがオフされて出来るぐらい。アウトに向かう際は、スピードは全く出せませんが、風を流して抑えて走れば走っていられるぐらいでした。この時はダウンもアウトもマックスで使用。オーバーは、スピードは出せないが乗る事は可能だと感じました。波はセットで胸~肩ぐらい。うねりは頭以上でした。波乗りは波で下らせてスピードさえ出てしまえば何ら問題なく行えましたし操作性の良さは抜群でした。。
サイドオフの時は、ブローでは走るが、それ以外は全く走らないぐらいで波にも乗り遅れてしまうコンデションでした。セイルの自重の軽さもあってボード上でのバランスの取り易さは抜群に感じました。ブローを受けたときの手応えが十分で波も腰~腹で面も形も良かったので、ブローとタイミングさえ合えばバッチリ波乗りを楽しめました。5.8で100Lを使ったとしても同じように走れないぐらいのライトウインドでしたが、抜群のアンダー性能を感じました。走ってしまえば4.9と言うサイズで操作性の良さがある事はもちろんなのですが、3バテンの軽さは、それに輪をかけて楽しさをUPさせてくれました。サーフボードで波が張るまでアップスーンを繰り返して加速して当てに行きますが、同じことを違和感なく行えました。ボードの性能ももちろんですが、セイルも、それを可能にさせる使い勝手の良さだと感じました。

 Date / ゲレンデ/ ライダー  2014年11月 / 検見川 /身長170㎝ 体重60㎏
 コンディション   西南西ストレートオン 波は腰~腹で面は良い状態 
 使用マスト/ボード/フィン マスト:EZZY400
ボード:バーレーヘッズ Classic75L QUAD フィン:サイド8㎝+リア15㎝
ボード:ONE83L 215×60.5 テイル幅37㎝の最終プロト フィン:8+22㎝
冬の検見川に吹く西南西ストレートオンショアでテスト。台湾では、メーカーの指定するミックス(370ボトム+400トップ)で使いましたが、今回は400でテスト。
同じフィーリングになるようにセッティングを出して調べたところ、ダウンはミディアム、アウトはマックスからマイナス1㎝。指定マストの使い方のジャストコンディションの時と変わらない数値でした。当日、70キロの方は85Lに4.8でジャスト。
EZZY独自のダウンテンションが分かりやすいゲージは使えませんが、400を使用してもマッチングは問題ないと判断します。
スピード性能は十分に感じましたが、上りに必要な手応えが不足気味に感じました。ストレスを感じるほどではありませんが。
圧巻だったのは、ストレートオンショアなのに裏風が入らずに波のトップまでボードをリードしてトップターンを返す事のし易さでした。よりセイルの捻じれを作れる3バテンならではの良さです。その後、4バテンもテストして感じたのですが、3や4バテンはデッドゾーンを狭める波乗りがしやすいと言う事。特に3バテンは顕著です。
波のトップまでボードをリードできずに裏風が入るとか、トップターンで普通は風が抜けずバックハンドを離してボードを返すことになるのが多いのがストレートオンショアなのですが、サイドオンショアと変わらず行うことが出来ます。しかも波のトップがそれほど張っていなく、波自体がボードを返してくれない状況下でも、それを可能にします。
走りの面は、4バテンや5バテンに劣りますが、波乗りの楽しさは抜群です。総合的に考えれば4バテンを使いたいですが、波がもっと良くて波乗りに集中するとしたら、その差は殆ど感じず3バテンが最も楽しめると感じます。
2015EZZY TAKA2015EZZY TAKA
上記画像のように、ミックス(370ボトム+400トップ)で使用の場合には左画像の様にゲージが使えます。400で使用した場合は右画像の様になるのでゲージは使えません。ですが、数字でセッテイングすれば同じフィーリングを得られます。画像では404㎝にプーリーを持って来ています。(400マスト+4㎝)
2015EZZY TAKA kemigawa2015EZZY TAKA kemigawa
2015EZZY TAKA kemigawa
2015EZZY TAKA kemigawa
3バテンの捻じれ(ツイスト)の多さが分かるカット。この捻じれのおかげでストレートオンショアでも余分なパワーをリリースしてくれ(セイル手のパワー)、パワーの無い波でも捻じれたトップのエリアで波の前に戻る為の必要なパワー(マスト手のパワー)を作り出せていると思います。画像は千葉ひでさん撮影。

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