試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名:2015SIMMER APEX5.7㎡ ラフ435㎝ ブーム178㎝  MODEL:5バテンCROSSOVER 
<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
 アンダー性能  操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション:カムorバテン
 マッチングBOARD  FreeRide・FreeMove・FreeStyleWave等スピードの面も楽しめるボード。
FreeWave(ライトウインド用サイズ)
 おすすめレベル  丈夫さに加え扱い易さもあるのでレベルを問いません。
 2015SIMMER APEX
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パワーとスピードに優れたWAVEセイルとして継続してきたIRONの後継モデルがAPEXです。
昨年モデルまでは、少しソフトな使用感を与えてWAVEテイストをアップさせてきた感がありますが、今年は、このセイルの良さであるスピード性能の良さを更にアップさせ、ラフ海面でも使える耐久性と操作性をMIXしたCROSSOVERセイルとして熟成させた感じがします。自分は仕事柄、色んなタイプのボードに乗りますし検見川で乗ることも多いので重宝しています。スピードの面は従来からの良さですが、特に波の中での操作性のし易さが格段にUPしたと感じています。(アウトを引きます)外房のライトウインドで波サイズがある時に抜群の使い易さだと感じます。
・セイル上部に軽くしなやかな素材を大きく使用しました。これによりトップが軽くしなやかな感触が更にアップ。
・少しソフトでパワーのある状態からオーバーでも安定した引き込み易い浅目のカチッとした状態までダウン、アウトで調整可能です。
 ここは、従来のモデルの良い所を上手に今年のモデルに詰め込んだと感じます。
・カラーの部分が増えルックスもカッコいいですし海上で目立つようになりました。
・トップにダクロン素材を使用しているので巻いた時の折りじわがパネルにつきません。(継続)
・メインパネルにモノフィルムを使用しているので視野性が良い。強度面も十分。(継続)
・フットカバーが大きくなり必要な部分まで保護してくれるようになりました。
・バテンエンドの擦れ防止は両面に付きます。(継続)
・少し強めのバテンテンションでもバテンエンド周りの補強がしっかりしている為にリーチテンションが歪みません。(継続)
・ブームの取付け高さによって変化するアウトホールテンションについてセイルにプリントされました。(詳細画像参照下さい)
・EZZYとCHINOOKのマストで試乗しましたがマッチングは問題ありません。他社のマストでもマッチングさせられるようになったと感じます。
相変わらず作りの面においては妥協せずWAVEセイルをリードしてきたSIMMERらしい信頼の仕上がり。
特に、トップの素材が大きく変わったことが使用感の軽さやしなやかさに繋がっています。
■セッテイングのポイント
純正でも他社のマストを使う際でも、ダウンの目安は、ブーム上のバテン先端がマストの外側と重なるぐらいが標準です。オーバー~アンダーは、そこから±0.5㎝の範囲の調整にしてください。コンディションに対して主にチューニングした方が良いのはアウトホールです。波乗り重視なら浅目にすれば良いですし、パワーとスピード重視なら深めです。アウトホールは±2~3㎝の範囲で調整します。

 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
 Date / ゲレンデ / ライダー  2015年1月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   北西ジャスト
 使用マスト / ボード / フィン  EZZY RDM90-430 / TABOU ROCKET115L(FreeRideSlalom) / 純正38㎝
季節がら、波のあるコンディションは5.0以下になってしまい、なかなか波の中で使えるコンディションが無いので、まずはスピードの面とEZZYマストのマッチングテストをしました。
使用したボードはTABOUのROCKET115L(242×66)で、スピードにも優れてラフ海面でもジャイブし易くコントロールがしやすいSLALOMボードです。
インサイドは少しガスティ―でしたが、沖合は5.0以下でも走れるぐらいの風速で風波でラフな海面でした。
このてのボードを加速させるのに手応えも十分ですし、プレーニング中のフォイルの安定感も抜群で6バテンのFreeRideSlalomセイル並みの楽しいプレーニングが可能でした。このぐらいの風速で使うならば全く違和感を感じません。ライトウインド用のサイズは流石にパワー不足でしょうが・・・。
ブローは見た目に強いと感じるぐらいだったのですが、安心して引き込んでスピードにつなげられます。ジャイブなどのし易さは、もちろん5バテンならではの良さでコントロールしやすく楽しくジャイブ出来ます。この使用感は相変わらずです。
マストのマッチングに関しては問題ないと判断します。調子を見ながらセッティングを変えて陸に上がってから計測しました。ダウンは434㎝でほぼ表記どうり。アウトホールはブームの表記数字では182㎝でしたが、実際にメジャーで計ると178㎝で表記どうりでした。リーチの落とし具合は画像を参照してください。
2015SIMMER APEX
 2015SIMMER APEX
 Date / ゲレンデ / ライダー  2015年1月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   北西ジャスト~アンダー 
 使用マスト /ボード / フィン  CHINOOK RDM60-430 / バーレーWeedSlalom110L(Slalom) / Weed32.5㎝
今日はCHINOOKのRDMマストで試乗しました。前回よりはアンダー気味で、7.0のSLALOMセイルでもジャストで走れるぐらい、海面も多少の風うねりはありましたが穏やかでした。ボードはSLALOMを使用。フィンはWeedフィンなので海面が荒れてもコントロールし易い状態。
出る前は沖合の白波が多目で少しオーバーセッティングの方が良いかな~と思いダウンを強めにしました。(435㎝)しかし、思ったよりもブローが弱く手応えが不足気味だったので沖でダウンを少し緩めて再セイリング。加速時にソフトな手応えが出て俄然走らせやすいセッティングになりました。(ノースのPOWEREXTで2アクション緩めました。アウトホールはいじっていません)
手応えがソフトになりましたが、走行時のフォイルの安定感は全く問題無し。バッチリでした。
昨年までは、CHINOOKのマストだとダウンを強めにしないとブーム上下のバテンの返りが悪く少しマッチングが悪い感がありましたが、今年は問題無し。EZZY同様におすすめ出来るマッチングです。他社のマストでもマッチングさせやすいようにデザインが変更されたと感じます。
陸に上がってからの計測です。ダウンは434.5㎝でアウトは178㎝でした。EZZYと少しだけ数字が違います。
EZZYだと434㎝でジャスト~オーバーのセッティングになりますが、CHINOOKだと434.5㎝でジャスト~アンダーのセッティングになります。アウトホールは一緒で大丈夫です。すいません細かくて。でもセイリングすると手応えが違うので大事な部分です。なので細目に変えられるノースのPOWER EXTが重宝するわけです。
今のセイルの良さはチューニングでアンダー~オーバーまで1枚の使える風域がとても広いのが特徴ですから。
2015SIMMER APEX
 2015SIMMER APEX
2015SIMMER APEX 気を付けて欲しいのはブームの表記が182㎝でも実際にメジャーで測ると178㎝になる事です(ほとんど隙間を空けずにテンションを掛けています)。もともとRDMマストの場合には178㎝にするには180㎝のブーム表記の位置にする必要があると認識していたのですが(アダプターの分)、実際に計測すると違っていました。セイルの表記どうりの長さです。






2015SIMMER APEX 2015SIMMER APEX バーレーWEED SLALOM
 Date / ゲレンデ / ライダー  2015年4月 / 南房総 / 身長170㎝ 体重60㎏
 コンディション   ジャスト~アンダー 波:胸~肩 風向き:サイドオフ 
 使用マスト/ボード/フィン  EZZY430RDM / QUATRO TETRA99L FreeWave/ 10+23㎝ 
 風は、インサイドがガスティーなサイドオフ。ブローが入ればゲティング時にもプレーニング出来てウオータースタートもほぼ可能なジャスト~アンダーコンディション。波はウインドやSUPで乗るのに楽しい少し厚めのサイズがあるパターンで、風向きはサイドオフで完全なダウンザラインコンディション。九十九里の北東にも多い、とっても楽しめるライトウインドWAVEコンディションでした。
灯台風速データー
↑乗っていた時間の近くの灯台データーです。
ブローが入った時の走り出しが良く、アンダー気味でゲティングするにもバランスがとりやすい適度な手ごたえがあり軽さも良かった、波に乗った時の操作性も抜群に良かったです。アウトホールのチューニングで、従来にない、風が溜まらないカチッとしたフォイルに仕上げられます。とにかく今日のコンディションを思う存分楽しませてくれた結果から自信を持っておすすめします。自分の様に体重が軽い体型でも波乗りでパワーがありすぎて使いづらいと言う事も無いですし、逆に大柄な方であれば上記でテストしてきたFreeRideボードでも十分なパワーも持ち合わせているので多くの方におすすめできます。
今日はEZZYマストでのセッティングでしたが、ダウンは表記より0.5㎝アップの435.5㎝。アウトはブームの表記で182㎝でしたが実測では178㎝でセイルの表記どおり。他社マストでもマッチング問題なし。
オーバー気味のスピード性能はSLALOM系のボードでもテストして納得の結果なので、ライトウインドWAVEとしても、走りを軸としたSLALOMコンディションでも使い勝手の良いオールマイティーな使用感を持ったセイルだと言えます。個人的には検見川の南西サーマルでも九十九里ライトウインドWAVEでも使用するので、APEXのような使用感のセイルは好みです。
ICONの試乗レポートにも書きましたが、使ってみて自分が考えるには、同じ100LでもWAVEボードを使うのであればBlackTipやICONが使い易く感じるし、FreeWaveで使うならAPEXが使い易く感じると思います。それは同じボリュームでもレイルの厚みやテイル幅の違いで体感浮力が違うし乗り味も違う事から感じる事です。
WAVEボードでは浮力感から、パワーよりもセイル自重の軽さによるバランスの良さを欲しがる事になるでしょう。動きもクイックですし。
FreeWaveはアンダー時の浮力バランスは抜群ですし、クイック過ぎない乗り易さがあります。そこではAPEXはとても使い勝手の良さを感じるでしょう。自分が週1日の休日で検見川以外に出掛けるゲレンデや風のコンディションを考えるとライトウインド用はFreeWaveの方が重宝しています。
南房総APEX&QUATRO TETRA99
 Date / ゲレンデ / ライダー 2015/8/25 九十九里 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   ジャスト~ややアンダー気味 波:沖合いはセットでW。インサイドは波数多くゲティングハード 
 使用マスト/ボード/フィン  EZZY430rdm / ANGULO Chango FreeWave101L / 純正25㎝Wave 
インサイドは少しガスティーで、オーバーヘッドのスープも多くセットが入るとゲティングがハード。
アウトサイドのセットはWサイズで、波に乗ればFreeRideSlalom並みのスピードになり、加えてバックサイド方向への走りは風波でバンピーなシビアなコンディション。
加速させたい時のパワーも優れていますし、波に乗ってハイスピードになった時のフォイルの安定感も抜群、もちろん、そこからボトムターンに入るにもセイルに風が溜まらず抜群の扱いやすさを感じました。
千葉や茨城の北東コンディションに多い、うねりが大きく、インサイドがややガスティーなコンディションでは、ゲティング時のパワーも大事です。アウトサイドに向かうのにちょうど良いパワーがあり、波に乗った際にはオーバー気味になる中でもコントロールしやすい安定したフォイルを持つ性能が求められます。
そんなシビアーなコンディションでも扱いやすさを感じるのがAPEXの良さです。
刻む波乗りには、4バテンのBlackTipの方が適度な手応えと、パワーのオンオフのし易さによる使い勝手の良さを感じる場合もありますが、BigWaveでスピードを活かしたターンを楽しむには、やはり5バテンのAPEXはとても都合が良い使用感です。
特にオーバーセイル気味でのフォイルの安定感は抜群で、安心して多き目のセイルサイズをセレクト出来る点はありがたい。
これはオンショアコンディションでもスピードを活かしたセイリングを可能にしてくれますし、波が無い中で走りを楽しむにも重宝します。
良く行くゲレンデコンディションや、自分のセイリングスタイルに合う方にとっては最高の相棒になってくれますよ!!



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