<コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。 |
Date / ゲレンデ/ ライダー |
2019年12月14日 / 検見川 / 身長170㎝ 体重58㎏ |
コンディション |
西南西(ストレートオン) 波は腰 ジャスト~ややアンダー |
使用マスト/ボード/フィン |
マスト:SIMMER RDM8 370ボトム+400トップ
ボード:RRD FireMove110L(233×74) フィン:MFC WEED34㎝
ボード:TABOU 3S 106L (230×64.5) フィン:純正23+12㎝×2枚のスラスター |
7.5や7.0の方はオーバーで6.0前後の方が楽しいぐらいの中~やや強風。オンショアなので風波が腰ぐらいで、うねりは胸ぐらい。120L以上のFreeRideボードに乗る中級者の方は厳しそうなコンディションでした。インサイドが少し風が抜けていたのでジャスト~ややアンダー気味。
セッティングはミニマム1(390ぐらいかな?)のダウンにアウトは152㎝ぐらい。やや深めのセッティング。
出だしは、まだ7.0ぐらいの方も乗れていたので、ボードは大きめのRRD 110L FireMoveを使用。このぐらいの、いわゆるFreeRideと呼ばれるボードとマッチングも見たかったし。
初速の為の手応えはソフトで抜群。深めにセッティングしたのでEZZYセイルとしては当然のアンダー性能の良さなのですが、驚いたのは、このセッティングでもプーレーニング中に風が溜まってスピードの伸びが悪く感じる手応えにならない事です。従来のELITEでは、アンダーセッティングをすると走り出しの手ごたえは良いのですが、プレーニング中には風の溜まりを感じてボードを抑えてしまいスピードの悪さを感じていたので(車で言えばスピードが出てきているのにギアをシフトアップしないでタコメーターが上がってしまっている感じ)自分は体重が軽いのでMid以上のダウンにアウトもMid以上にして風を流して乗る方が好みでした。
ここが最も今までのセイルとの違いを感じた部分でした。アンダーセッティングで深くしても風が溜まる感覚にならない!!
RRDのFireMoveは、ストレスを感じない軽く心地良いプレーニングを楽しめるボードなのですが、全く違和感を感じずに楽しめました。唯一気を付けた方が良いと思ったのがジョイントの位置です。セイルが小さい分、7.0や6.0で乗る時よりも後ろに下げて前足のストラップに近づけた方が乗り易く感じます。ま、Finを小さくしたせいもあると思います。ここはボードのチューニングなので参考にしてください。
その後、ボードを106LのFreeWaveにしても走るかな?って思いボードをチェンジ。ボードを小さくした分、走り出しは少し悪くなりましたがブローを取ってベアーすれば問題なく走れました。フィンが、より小さくなった状態でもフィンが抜けやすい症状も出ませんでした。(風が溜まって風下に引っ張られ過ぎていない証拠です)波の中で遊べるボードにチェンジしたので、ターンに入ってからの操作のし易さをチェックしましたが、こちらも抜群。ターンに入る前にスピードを上げるためのパワーはしっかりあって、ターンに入った後のセイル操作時には風が溜まらずスムースに波乗りを楽しめます。超理想的な使用感だと思います。今日のセッティングで、これだけ波間での操作性が良いのだから、セッティングをMid~Maxにすれば更に小さなWAVEボードで操作性の良さを感じて楽しめると思います。凄い!
メーカーのインフォメーションどうりだなって思います。「5バテンのZETAのパワーに3バテンのTAKAの操作性の良さをミックスさせた使用感を目指して作ったセイル」抜群のバランスでミックスされていてホント都合よく感じます。
オンショアで乗る事が多い、WAVEボードだけでなくFreeRideボードで使う事もある等、セイルにオールラウンド性能を求める方に理想的な仕上がりだと感じます。
しかも軽い!! 現時点で自分の中では言う事無しです。
また吹いてWAVEの80Lで使えたらレポします。
|
Date / ゲレンデ/ ライダー |
2020年2月6日 / 検見川 / 身長170㎝ 体重58㎏ |
コンディション |
北西ガスティー強風(ブローは15m/sオーバー) 波は無しですが風波でチョッピー |
使用マスト/ボード/フィン |
マスト:SIMMER RDM8 370ボトム+400トップ
ボード:バーレーヘッヅ ONE WAVE83L フィン:8+20.5㎝
ボード:2020QUATRO POWER94L フィン:10+21㎝ |
前回はアンダー気味での試乗でしたが、今回は自分より体重がある方が79や85Lに3.8や4.2㎡で乗る強風でオーバー気味のコンディションで試乗。
使用したマストは前回と同じ。ダウンはMAXよりも+0.5㎝でアウトはブーム表記で160㎝の位置で1㎝余りぐらいだったのでメーカー表記のMAX値。
ボードはフィンが短めのWAVEボードと少し長めのフィンのFreeWaveボードの両方でテスト。
WAVEボードでも余分なパワーを感じずセイルの引き込みずらさを感じず乗れましたし、よりグリップが強い94LのFreeWaveボードでは更に楽に楽しく乗れました。
ずばり絶好調です。オーバーになってもおかしくない風速でも抜群に使い易い。
MAXセッティングでも硬くなり過ぎてゴツゴツした乗り味にならずガスティーな風でもスムース。手元は風を溜めずにカチッとしていてトップがしなやかに反応してくれます。
今までもEZZYはアンダー性能が良く使用風域の広さを感じていましたが、オーバー気味になった時は、自分の体重には少し風溜まりを感じて操作が厳しいなぁ~と感じていましたが、このセイルは、不必要な時には風を流してくれる抜群の操作性の良さを感じます。明らかに従来のWAVEセイルよりも格段に使用風域が広がっていると言えます。
オーバー時のダウンの目安は、アウトを引いていない状態でリーチのバタつきを抑えるミニバテンの先端の白い楕円形よりも僅かに緩みが入るぐらいが良いと思いました。
アウトは状況に応じれば良いと思いますが、今日はメーカーのMAX値どうりで絶好調でした。(ブーム表記160㎝でチョイ余り)
参考までにレポートしておきます。
|
Date / ゲレンデ |
2020年3月 検見川 |
コンディション |
南西~南南西 ややガスティー 波:腰~腹の波(トロ目ですがとても面の良い波) |
テストライダー |
身長170㎝ 体重60㎏ |
使用マスト/ボード/フィン |
マスト:SIMMER RDM8 370ボトム+400トップ
ボード:バーレーヘッヅ ONE WAVE83L
フィン:8+22㎝MUF X-WAVE
|
遊べる波もあってWAVEボードでしっかり乗れたのでレポートしておきます。
セッティングはダウンがゲージのミディアム、アウトは154㎝でした。
走り出しや走行時のセイルの引き込み易さは当然ながらバッチリ! インサイドがガスティーなコンディションでも加速に必要な手応えがしっかりあって加速させやすかったですし、アウトサイドのジャイブには少しオーバー気味の時もありましたがターンに入って下らせてしまえばセイルが軽くなってターンを仕上げるのも楽々でした。
インサイドの波がある場所がガスティーだったのですが、ここでもパワーがしっかりあってスピードを維持し易かった事が楽しい波乗りを存分に与えてくれました。スピードを維持するためのパワーはあるのに、波の中で操作した際にパワーが抜けて欲しい所で抜ける。風が溜まらない。絶好調です。
アウトサイドは吹いているけど波の有るインサイドはガスティー。インサイドの波の有る場所で走る様にセッティングするとアウトサイドがオーバーと言う状況はWAVEにありがちですね! そんな状況でもインサイドに合わせたセッティングでストレスが無い。理想的ですよね!
個人的には、従来のEZZYセイルは波乗りの時に風が溜まる感じで好みではない感触だったのですが、このEZZY WAVEはセッティング次第でホント波間での操作性の良さを感じれます。今までPVCだった部分にX-PLYの生地を使用したことが大きな違いを感じさせるのかな・・・と思います。
TAKAを使っている方も今年のTAKAはホント使い易い!と、言っています。同じフィーリングなのでしょうね~。自分は、操作性も欲しいけどスピードとパワーも望むので4バテンのEZZY
WAVEの方が好みに感じます。
撮影:チフユさん |