試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名:2022EZZY CHEETAH7.0 LUFF:464-468 BOOM:193-203  MODEL:ノーカム6バテンFreeride 
<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
 アンダー性能  操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション:カムorバテン
 マッチングBOARD   FreeRideSlalom
 おすすめレベル   中級者以上の方
2022EZZY CHEETAH


 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
 Date / ゲレンデ / ライダー 2022年2月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   北西~西北西(サイド~サイドオン)アウトサイドで8~11m/s 海面はややチョッピー 
 使用マスト / ボード / フィン  SIMMER RDM8-430 / 2019RRD FireMove110L / ZULU IKLUA38㎝カーボン 
本来は460マストが指定ですが、まずは430rdmマストでのマッチングをテスト。しかも他社マスト。
430でマッチングが悪くなければ、5.6や6.0㎡の上に7.0を買い足す際にマストを揃える必要がないので。
ま、以前から7.0㎡は430rdmマストで乗ってもストレスが無いことは分かってはいるのですが・・・。(115LのSLALOMボードに乗るプレーニングもジャイブもそつなくこなす中級者以上のレベルの方が使っていてスピードの面でも十分な事は見ていて分かっているし自分でもチェックしています)
EZZY独自のダウンホールゲージは、そのままでは使えないので、460RDM(SIMMER)で試し張りをした時のMedのダウンホール位置と同じリーチの落ち具合にしてアウトホールもMedで出艇。
2022EZZY CHEETAH←赤い線の位置までリーチが緩むのがMedダウンホールの目安です。
数字的には、もう1㎝引いてMedですが430はマストが柔らかい分リーチが落ちるのが1㎝短くても同じになります。
ま、風が溜まる感じがあればEZZYはダウンとアウトを強めてあげれば問題なく遊ばしてくれるので、1つの基準を作ってプラスマイナスをすれば良いですね!












初めは丁度良かったのですが徐々に風速がアップしてセイル手の重さを感じ出したので、ダウンをMaxの468㎝にしてアウトホールもMaxに。
少しパワーが足りない感触だったのでアウトホールのみマイナス1~1.5㎝にチェンジしバッチリの使用感に。
風速は陸に上がった際に沖合の観測データーをチェックしたものです。
8~11m/sは、自分の体重なら本来は6.0㎡で楽しめる風域です。
流石に本格的なSLALOMセイルには敵わないでしょうが十分なスピード感を楽しめる使用感だと感じました。
今年も問題無しです!
 Date / ゲレンデ / ライダー 2022年2月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   南西(サイドオン)6~8m/s 海面は腰のウネリで滑らかマイルド 
 使用マスト / ボード / フィン  SIMMER RDM80-430 / 2020TABOU ROCKET125L / 純正46㎝ 
ようやく春らしい陽気になって久し振りにライトな南西が吹きました。
フォイルの方が9.0㎡や7.5㎡で楽しんでいて、フィンの7.5㎡の方はブローとウネリを使って走らせれば走るぐらいのアンダー気味コンディション。
今日はアンダー性能をチェックするのに良かったと思います。
セッティングは前回と同じMid付近のダウンホールにアウトホールを使用しました。
このセッティングでもブローを掴めば十分走りだせましたし適度な手応えでプレーニングを持続させる事が可能でした。
短い時間だったのでダウンホールを緩めて更にパワーを上げる事は試せませんでしたが、このセッティングで、この風域で走れるならアンダーセッティングにすれば更に楽しめるって事です。
使用したボードも一番安価な重めの作りで、そのボードを走らせてくれる事からもアンダー性能の良さは抜群だと思います。
2022EZZY CHEETAH昨年はMinゲージは1本の線しか無かったのですが、今年はMin1とMin2が設定されています。
昨年から高速域の安定感(風が溜まらない使用感)が以前より格段に増していたので、その良さを残しつつ更にアンダーパワーもアップさせていると思います。つまり、1枚でカバーする風域が更に広がっているって言う事ですね!! 流石EZZYセイルです。
 Date / ゲレンデ / ライダー 2022年4月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   オフショア6~7m/s  海面:フラット 
 使用マスト / ボード / フィン  EZZY RDM90-430 / Patrik Freerace120L 238×70㎝/ RRD UniversalFoil 
沖合の観測データーで6~7m/s。フォイルなら楽しめそうなコンディションだと感じ試乗。
マストは純正の430を使用。
セッティングはMED付近のダウンぐらい(EXT36㎝なので466㎝)にアウトホールはMEDぐらい(ブームの表記200㎝で198㎝ぐらい)。
このセッティングでブローでは多少風を抜いてコントロールするほどアンダーパワーがある使用感でした。
もちろん浮きも良かったですし、ブローホールでも浮きを持続させやすく感じました。
ハーネスラインを長くして身体を外に出して乗る風上へのセイリングもし易かったですし、下らせていく事もコントロールし易く感じました。(下りは引き込んでいません)
自分の体重なら、430マストを使った場合はもう少しダウンを強めて乗っても良いと感じます。(フォイルで乗るなら)
チューニングを自分なりに合わせて乗ればフィンでアンダー気味のコンディションでフォイルを楽しむにもCheetahは非常に都合よく使えると感じます。
もちろん高速フォイルセイリングを望む方にはおすすめ出来ませんが。
2022EZZY CHEETAH7.0㎡
 
 Date / ゲレンデ / ライダー 2022年4月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   オンショア4~5m/s / オフショア4~7m/s  海面:腰のウネリ / フラット 
 使用マスト / ボード / フィン  刀SDM100-460 / Patrik Freerace120L 238×70㎝ / RRD UniversalFoil & ZULU Carbon38㎝ 
前日はオンショアでサーマルが吹いて来るかも・・・と思いフィンで出艇。
結局サーマルは吹かずドアンダー状態でパンピングしてトルクのチェック。
翌日はオフショアのフラットでフォイル。
9.0㎡に幅80以上のFOILボードの方もいましたし、135LのFreeRideボードに7.5㎡のフォイルの方もいました。
MAXブローは6~7m/sあったと思いますが、上記サイズの方が浮き上がれないブローもありアンダーからジャストといった感じ。
両日ともアンダー時のトルクの面の確認が出来ました。
SDM460マストでセットした方がジャストからオーバー時はセイルのフォイル固定力が強くなるのでスピード性能は高くなるだろうけど、アンダー気味の時はRDMよりトルクを感じれずアンダー性能は低くなるだろうと思っていましたが、完全に考えを覆されました。
使用したダウンは両日ともMin2で最も弱いダウンテンション。アウトはブーム表記で196㎝で1㎝余りぐらい。
自分が軽量でパンピングが得意という事もありますが、セイルの漕ぎ易さやトルクが無ければアンダー時に周りの人よりも走れる事は出来ないです。
とにかくパンピングはし易いし、行った際の手応えも抜群!
また、フォイルで浮き上がってからもマスト寄りのパワーを十分に感じれて浮きを持続させ易い!
かなりの高アンダー性能で、フィンで走れるかな・・・のフォイルセイリングでも使い易いですし、フィンで乗った際にもアンダーでの走り出しは抜群だと言えます。
マスト寄りが、かなり深くなりますが風を入れればバテンのローテーションはスムーズです。(ビギナーは返せないと思いますが)
2022EZZY CHEETAH
リバティーカーボンブーム
2022EZZY CHEETAH
アンダー性能に関しては言う事なしの結果だったので、後は適度に吹いた時のスピード性能を同じマストで行ってテスト終了です。
 Date / ゲレンデ / ライダー 2022年4月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   オンショア6~8m/s 海面:フラット ジャスト~アンダー 
 使用マスト / ボード / フィン  刀SDM100-460 / Patrik Freerace120L 238×70㎝ / 付属フィン40㎝ 
携帯で沖合の風速を見た時には平均7m/sで最大が10m/sだったのでゲージでMEDのダウンにアウトも198㎝のブーム長でいっぱいにして出艇。
実際はブローにパワーを感じずダウンを5㎜ほど緩めてアウトも2㎝ほど緩めました。
ダウンは5㎝プラスなので465㎝でアウトはブーム表記で198㎝にして画像の様に余らせたので196㎝ぐらいです。
ブローではジャストで走れる事が出来ましたが、もう少しダウンとアウトを緩めても良かったかな・・・と感じました。
走行時の両手の軽さはあり安定感の良さを感じれましたが、もう少しパワーを感じて乗りたい感じでした。
SDMマストで張る時はダウンもアウトも少し弱目にした方が良さそうです。
SDMマストでFINで乗るのは最初だったので、もう少し乗り込んでまたレポートします。
2022EZZY CHEETAH2022EZZY CHEETAH
2022EZZY CHEETAH2022EZZY CHEETAH
 Date / ゲレンデ / ライダー 2022年6月 / 館山 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   サイド~クロスオフ6~8m/s 海面:フラット ジャスト~アンダー 
 使用マスト / ボード / フィン  刀SDM100-460 / Patrik Freerace120L 238×70㎝ / 付属フィン40㎝ 
RDMマスト430でのテストは納得の行く状態だったので、残るSDMマスト460でのテスト。
460マストはSDMを所有されている方も多い為。
コンディション的には少しガスティーでブローは7.5~7.0㎡でフィンで走れるジャスト~アンダー、フォイルの方は8.5~9.0㎡で楽しめていました。
フィンで乗る方が止まっている中で自分は走れている事が多かったですし、セイルの手応えも十分だったので、このセイルのアンダー性能の高さは素晴らしいと思います。
アビーム、クオーターでのスピード性能は十分に感じましたが、海面を広く使って遊ぶのに必要な上り性能が少し不足気味に感じる乗り味でした。
これはセイルよりも使用したフィンのサイズの影響だろうな・・・と考えています。次回に再テストします。
<セッティング>
アウトはブーム表記で198㎝の位置を使用し引き切ったぐらいなので197~196ぐらい。
ダウンはメーカーのゲージでMED。
2022モデルEZZY CHEETAH7.02022モデルEZZY CHEETAH7.0
 Date / ゲレンデ / ライダー 2022年6月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ 
 コンディション   ストーレートに近いオン8~10m/s 海面:フラット ジャスト~アンダー 
 使用マスト / ボード / フィン  刀SDM100-460 / Patrik Freerace120L 238×70㎝ / ZULU IKLWA Carbon42㎝ 
前回ボード純正付属40㎝フィンを使って、アビーム中心で乗るなら十分ですが海面を広く使ってクルージングするのにイマイチに感じた上り性能を確かめる為に今回は42㎝にフィンを使用しました。
コンディションはSLALOMセイリングをするにはオンショアで海面は荒れ気味でチョッピー。風速的にはアンダー気味の時間もありましたが、UPしてジャスト~少しオーバー気味までありました。
前回感じた上りの不足は全く感じられず、ややオーバー気味での下りもストレスが無い状態。
PatrikのF-Raceは非常にマイルドで乗り易いボードなので、付属されるフィンだとSLALOMセイルでジャスト以上のパワーを感じる状態にならないとパンチを感じ無いと思います。今回使用したZULUのIKLWA(Carbon70%)は同サイズのG10のフィンに比べオーバーパワー気味になった時に丁度良く感じる乗り味ですが上り性能も抜群でしたし、深く下らせていく事、ジャイブに入る事も非常に楽に感じました。スピード性能もエキサイティングに感じれるほど十分でした。
今回のテストで460SDMマストでセッティングで納得のいく状態が出ましたのでテストは終了します。
<セッティング>
ややオーバー気味な状態で乗る中で、メーカー純正のマストを使った時に指定されるゲージの位置だとMAXの位置でも風の溜まりを感じたので、ゲージの位置を1.5㎝ほど上にずらしました。(ダウンを引く量を増やした)他社マストなので当然セッティングは変わります。
アウトもブーム表記で202㎝を使用して1~2㎝余りだったので200~201㎝。
このセッティングで、オンショアのチョッピーな海面で、ややオーバー気味のコンディションで自分の体重にはジャストに感じました。
2022EZZY CHEETAH7.02022EZZY CHEETAH7.0
2022EZZY CHEETAH7.0
2022EZZY CHEETAH7.0
2022EZZY CHEETAH7.02022EZZY CHEETAH7.0
ゲージをずらした状態でも計測すると7㎝しか引いていない状態です。上記画像参照。
数字的には更に1㎝引いても良い状態になります。
更にオーバー気味に感じたり使用するボードが本格的なSLALOMボードでスピードに優れるならダウンとアウトを足せば良いです。
 
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