試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名:2025SEVERNE GATOR6.0㎡ LUFF450㎝ BOOM183㎝  MODEL:ノーカム5バテンFreeRide/CrossOver 
<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
 アンダー性能  操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション:カムorバテン
 マッチングBOARD  FreeRideSlalom / FreeStyleWave / FreeWave / FreeRideFoil
 おすすめレベル  ビギナーさん~イージーにプレーニングを楽しみたい上級者までオールラウンド
 2025SEVERNE GATOR
ダウンの表記はEXT20㎝になっています。使用10回程度で表記どおりでMAX値じゃないかな・・・と感じます。
最初のうちはマイナス1~1.5㎝でMAX値ぐらいになる感じだと感じます。
使うマストにもよるとは思いますが、このセイルはダウンとアウトホールのチューニング幅が広いので、パワーが欲しければマイナス気味にして深めにセッティングすれば良いですし、パワーを落として操作性重視にするなら規定値までダウンを引いてアウトホールは規定値よりプラスしても良いと思います。
 


 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
Date / ゲレンデ / ライダー 2025年3月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60kg
コンディション  30°ぐらいのオンショア 波:腰~腹 ウネリ:胸~肩
使用マスト/ボード/フィン 刀RDM80-430 / バーレーSuperNatural103L 長さ240㎝ 幅63.5㎝/ MauiUltraFin X-Weed26㎝ 
乗り始めは少しアンダー気味でしたが、その後は風速アップしてジャストぐらいに。
最初はEXTを18㎝にしてマイナス1㎝ぐらい(446㎝ぐらい)、アウトはブームを184㎝にセットしてマイナス2㎝ぐらいで乗りましたが、フィンが小さめのFreeStyleWaveだとトルクが強すぎてセイルが引き込みづらく感じ、上りも取りづらく感じたので、アウトだけ2㎝程度プラス。
ちょっとセッティングを変えただけで非常に乗りやすくなりました。波で遊んでみましたが操作性の良さも必要十分!
105LのFreeStyleWaveボードで使ってもセイルの重さを感じずに楽しめます。

フィンが大き目のFreeRideSlalomボードなら、フィンに頼ってセイリング出来るので最初のセッティングの方がパワーがあって使いやすく感じていたと思いますが、
今日使用したFreeStyleWaveボードやFreeWaveボードのように、動きを楽しめるよう小さめのフィンがセットされているボードで乗るならダウンは規定値に近い状態まで引いてアウトホールも規定値か少し引き気味にして浅めにセッティングした方がマッチングが良いです。
ダウンとアウトのチューニング次第で、コンディション、使用するボード、セイリングスタイルに合わせて、トルク重視の使用感にもなりますし操作性重視の風を流し気味にする使用感にも出来ます。
メーカーのホームページにも記載されていますが、EZZYセイルのようにチューニング次第で1枚のセイルで広い風域をカバーできるセイルだと感じます。
2025SEVERNE GATOR6.0
Date / ゲレンデ / ライダー 2025年4月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60kg
コンディション  サイド~サイドオフ東南東 フラット海面 平均風速6.3m/s 最大風速7.1m/s
使用マスト/ボード/FOIL 刀RDM80-430 / TABOU AirRide145L 幅81㎝ FreeRideFoil / 刀FreeRideFoil1100㎠ 
今日はFoilセイリングでのマッチングを見る為に試乗。
コンディション的には、フィンなら120L以上のスラロームボードに7.5~7.0㎡のセイルでアンダー気味で楽しめるかな・・・?ぐらいの風速。
使用したFoilは、フォイルを始める方にも乗り易くライトウインドで小さ目のセイル(少ないセイルパワー)でも浮きの良いFreeRide系のFoil。
マストはアルミ95㎝。フロントウイング1100㎠、バックウイング250㎠、フュスレージ95㎝。
ダウンはエクステンションを18㎝にセットしてマイナス0.5㎝。アウトは186㎝にブームをセットしてマイナス2㎝ぐらい。(画像ご参照ください)
浮き上がらせるためのトルクも十分でしたし、浮いた後もコントロールしやすく十分に気軽なフォイルセイリングならマッチングする使用感でした。
個人的に、気軽なフォイルセイリングを楽しむにはクロスバテンになっていない5バテンのセイルは非常に使い易いと感じていますがGATORも例に漏れない使用感。
刀フォイル1100FreeRide2025SEVERNE GATOR6.0
2025SEVERNE GATOR6.0
Date / ゲレンデ / ライダー 2025年8月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60kg
コンディション  サイドオン南南西 ウネリ腹から胸 8m/s前後
使用マスト/ボード/フィン 刀RDM80-430 / TABOU Rocket135L 幅72㎝ FreeRide / MauiUltra Ride42㎝
FreeRideボードでのレポートをしていなかったので、フィンのテストも兼て試乗。
風速的にジャストのコンディションでした。
135Lと大き目のFreeRideボードを走らせるためのパワーも十分でしたしスピード性能も楽しいと思える十分な性能を有しています。
チューブバテンを使用していないのに、これだけSLALOMセイリングでも安定した使用感を得られるのは凄いと思います。
パネルレイアウトの良さなんでしょうね。
チューブバテンを使用していない事は、波の立ちやすい検見川のオンシショアコンディションでもバテンを折るリスクが大幅に軽減されるので、非常にメリットを感じます。
とにかくチューニング幅が広く、コンディションや使用するボードに応じて好みの乗り味にチューニングできるGATORは、多くのレベルの方、セイリングスタイルにおすすめ出来るセイルだと言えます。
2025SEVERNE GATOR
 
Date / ゲレンデ / ライダー 2025年10月 / 館山 / 身長170㎝ 体重60kg
コンディション  30°ぐらいのオンショア ウネリは大きい時で腰からから腹 8m/s前後~10m/sオーバーまで
使用マスト/ボード/フィン 刀RDM80-430 / FutureFly WhiteTiger125L 長238㎝ 幅72㎝ FreeRace / MauiUltra WEED34㎝
スピード性能にも優れるFreeRaceSlalomボードで、このセイルがどこまで性能的についてこれるのかを確かめたくてオーバーになるまで乗ってみました。
始めは8m/s前後で6.5~7.0㎡ぐらいの方が丁度よく楽しんでいるコンディション。
規定値よりも1.5㎝ほどマイナスでセット、このセッティングでも刀マストの場合にはブーム上のバテンがマストに回り込まず、かなり引いた状態になります。
今日は走りに優れるボードだったので、あえて浅めに張ってみました。
走り出しのトルクも十分、走行中のセイルの安定感も抜群。
残念感は、ほぼ感じられずに楽しめるレベル。
その後、本格的なSLALOMボード95L前後に7バテンのノーカム6.0㎡やカム付RACEセイル6.5㎡の方がオーバーになる状態まで風速がアップ。
6.5や7.0㎡の方々は早々に上がっていましたがギリギリまで乗りました。
完全に10m/sオーバーでビーチの砂が煙のように飛ぶレベル。
ダウンを更に引いて規定値ぐらいに。アウトも規定値より+2㎝。
ボードが125Lと大きかった事で、インサイドの海面が落ち着いている場所ではどうにかなったのですが、少しアウトのチョッピ―な海面ではボードのノーズが抑えきれずセイリング不能な状態になりました。
でも、ボードが100~95LのFreeRideボードでフィンサイズを合わせていれば、スピードは別として乗る事が出来たかも・・・と思う部分はありました。
それほど走行時のセイルの安定感を感じれました。
チューブバテンは一切使用していないノーカムの5バテンセールで、ここまでセイル手が重くなり過ぎずに乗れる性能にびっくり。
もちろん、本格的な7バテンセイルには立ち上がりの加速だったり、上りだったり、色々な劣る部分はあると思いますし、競い合ったら敵わないでしょうが、
自分の中でハイテンションになれるプレーニングを楽しませてくれる性能はあるセイルだと確認する事が出来ました。
メーカーのホームぺ―ジの言うとおりの幅広い風域を1枚のセイルでカバーしてくれるセイルです。かなり高性能で。
5.0㎡のGATORに95~100LのFreeRideボードに28㎝のWEEDフィンを付けて乗っていたなら、きっと楽しく遊べたんだろうなぁ~と思います。
WEEDフィンはボードが走り過ぎずに波のある海面やチョッピ―な海面で非常に乗り易くなるフィンなので。
スミマセン。吹き過ぎて急いで片付けたので当日の画像は無しです。
セイルは違いますが使用したボードとフィンは画像の物です。MauiUltraのWEEDフィンです。
FUTUREFLY WhiteTiger
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