SAIL名:2025SEVERNE BLADE5.7㎡ LUFF433㎝ BOOM171 ㎝ |
MODEL:5バテンWAVE |
<総合評価> |
△ 悪い |
○ 普通 |
◎ 良い |
★非常に良い |
アンダー性能 |
◎ |
操作性 |
★ |
SPEED性能 |
★ |
セッティングのし易さ |
★ |
セイルの軽さ(自重) |
◎ |
プレーニング時の安定感 |
★ |
ローテ―ション:カムorバテン |
★ |
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マッチングBOARD |
WAVEやFreeWaveはもちろん、吹いた時に使うプレーニング重視系の100L前後FreeRideやFreeStyleWaveにもマッチング。 |
おすすめレベル |
手ごたえではなく風を受けるセイルアングルでベアーして走り出させるタイプなので
中~上級者の方におすすめ |
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<コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。 |
Date / ゲレンデ / ライダー |
2025年1月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏ |
コンディション |
北西~西北西 少しガスティーでブローはジャスト ウネリは腰~腹ぐらいで8~9m/sぐらいのマイルドコンディション |
使用マスト / ボード / フィン |
EZZY 90-430RDM / Tabou3S Classic97L 230×61㎝ / N1カーボンフィンFreeRide32㎝ |
メーカーの方からEZZYマストが純正マストと同じ使用感になると聞いていたのでテストはEZZYマストを使用。
ボードはプレーニング性能も高いFreeStyleWaveのTabou3Sを使いました。
海面は、風のウネリは入っていませんでしたが10m/sオーバーのチョッピ―な海面では無くマイルドで走り易い状態でした。
張りあがったパネルのテンションは強めで、ソフトで柔らかい仕上がりでは無いですしフォイルもフラット気味に見えます。
このパネルテンションの強さがオーバーセイルの強さも生み出していると思いますし、乗っている際に抜群の安定感を感じます。
ブローが入った際にも風が溜まりすぎず手ごたえが重くならないのでスムーズにベアーして走り出せますし、走行中も安定した手ごたえでスピードを上げて行く事が非常に楽!上りをとる際にもセイルアングルを決めやすくフィンに頼らずに風の流れで上れます。(上級者の方はこれが出来ますよね)
カチッとした仕上がりですが硬すぎず丁度良い硬さ。
手元付近はカチッとした感触ですがセイル上部はしなやかなので、チョップを超えていく際にもセイルが安定したパワーを供給してくれボードのコントロールのみに集中でき楽々でした。スピード重視のセイリングをしたい方にはうってつけの使用感だと思います。
フラット気味に見える張りあがりは、風を流してパワーを抜くこともしやすく急激なターンへの入りもしやすく操作性も抜群。
実際に波の中でのセイリングは今回は出来ませんでしたが、波乗りも非常にし易いと思います。
同社のFreeRide用モデルのGATORは、BLADEよりも少しソフトな手ごたえの張りあがりでブーム付近のフォイルも深めです。
ボード重量のある120L以上のFreeRideボードでの使用や、アンダー気味で使う事が多い方にはGATORの方が手ごたえがあるし軽量なので使い易いと感じますが、風速に対して適切なサイズを選んで十分な風のパワーで乗る中~上級者の方にとっては、同じ5バテンのセイルでもBLADEの方が楽しいセイリングを与えてくれます。
総評として非常に良いセイルだと感じますし自分も好みの使用感で使いたいと感じました。
この使用感は、適度に吹いている状態のFOILセイリングで使っても乗り易いと思います。
<セッティング目安>
煮詰めたわけではありませんが、表示通りのEXTENSIONの長さにセットしダウンテンションをかけていき、アウトホールのテンションを掛けない状態でブーム上のバテンの先端がマストの外側(画像の右側)に重なったところがミドルだと思います。
そこからプラスマイナス1㎝でアンダー気味、オーバー気味のチューニングをすれば良いと感じました。
実際、今回はミッドの状態で乗って非常に調子良かったです。(風がセイルサイズに対して丁度良いぐらいのコンディション)
アウトホールは、それぞれのダウンホールに対して引きすぎないぐらいでテンションを掛ければ良いでしょう。1㎝ぐらいのテンションかな。
それほどシビアにしなくても乗りやすいセッティングがしやすいセイルだと思います。
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