セイル試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名:S2Maui STOKE6.0㎡ LUFF448㎝ BOOM187㎝  MODEL:ノーカム5バテンFreeRideSlalom 
<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
 アンダー性能  操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション:カムorバテン
 マッチングBOARD  サーファー艇 FreeRideSlalom FreeRideFoil FreeStyleWave
 おすすめレベル  ビギナーの方からイージーライドを望むプレーニングをこなす中級者の方 
このセイルは、ウインドサーフィンの道具価格が高騰する中で、メーカーがウインドサーフィンを手軽に始めて欲しい、日常的に楽しむ方に手ごろな価格で提供したいという思いで作ったのではないかと思います。(メーカー奉仕品)
安いからビギナーさんの最初の練習用という作りではなく、必要な補強や耐久性が必要な部分には強度のある素材を使っています。性能的にもプレーニングOk、ジャイブ成功率5~60%の一般的な中級者の方が使用しても残念感がありません。
S2MauiSTOKE


 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
Date / ゲレンデ / ライダー 2024年10月 検見川 身長170㎝ 体重60㎏
コンディション  オンショア平均6m/s MAX8m/sのち平均8m/sMAX9m/s 腰~腹のウネリ
使用マスト/ボード/フィン 刀RDM80-430 / サーファー艇のちTabou3S Classic97L FreeStyleWaveボード 
午前中はビギナーさんの練習お付き合いしてサーファー艇で試乗。
普通は柔らかいパネルテンションでソフトな手ごたえがあるからトルクを感じるのですが、このセイルは消して柔らかいパネルテンションではないのにトルクを十分に感じます。不思議。
セッティングもダウンを表示どおり引いた方が乗りやすい。
ダウンを緩めて柔らかくすると逆に走り出しが悪くなってしまいます。
見た目は浅いですがトルクを感じ、トルクがあるのに走り出した後にも風の溜まりでセイル手(後ろの手)が重い感覚にならない。
サーファー艇でも非常にマッチングの良い使用感でした。
その後、ボードを97LのFreeStyleWaveにチェンジ。フィンは純正の30㎝。
最初はアンダー気味で、7.0㎡以上に120L以上のボードの方が走り出せないコンディションでした。
そんなコンディションでもウネリを使って走り出せばプレーニングを持続させられる事が可能でした。
もちろん走り出させる技術は必要ですが、必要なトルク(手ごたえ)が無ければ、それも無理です。
アンダー性能は抜群です!!
その後、風速がアップし周りの方も走り始めて自分も十分な手ごたえでジャストで走ることが出来ました。
ジャストな状態になっても、スピードが頭打ちするような感触がなく中級者の方(プレーニングOKでジャイブ成功率5~60%)が使っても十分なポテンシャルだと感じます。
残念感が無い!

追記
宮古島でフォイルボードでフォイルセイリングをした際にも使わせてもらいましたが、ブローで5m/sぐらいのコンディションでも十分にフォイルセイリングを楽しめました。浮き上がった後にも余分なトルクでコントロールがしづらい感覚もなくイージーライドのフォイルセイリングを楽しむには十分なポテンシャルだと言えます。
S2MauiSTOKES2MauiSTOKE
Date / ゲレンデ / ライダー 2024年12月 検見川 身長170㎝ 体重60㎏
コンディション  北西 平均10m/s MAX12m/s 腰のウネリ 膝の波
波頭が砕けて白波が多くラフな海面でした。
使用マスト/ボード/フィン 刀RDM80-430 / Tabou3S Classic97L FreeStyleWaveボード / MUF WEED30㎝
沖合は白波がバンバン。本格的なSLALOMセットの方が7.0㎡でオーバー気味。
今日は、使用したボードなら4.5でジャストで遊べるぐらいの風速で
リンクLibertyチューニングバテンを使って試乗してみました。
チューニングバテンを入れたのは第2~第4バテンの3本。
明らかに強風域でのオーバー性能がアップします。
ちょっと硬くなり過ぎるので、第2バテンの位置はFINで楽しむなら入れなくても良いんじゃないかなって感じました。2本で良い。
FOILで楽しむなら、よほどアンダー気味のコンディションで使う以外は3本入れて使用するのが効果的だと思います。(またテストしてみます)
チューニングバテンを使用しなければ8.0~7.0㎡のノーカムFreeRideSlalomセイルの方がアンダーでも遊べる程のアンダー性能があり、WAVEセイルのようなソフトさもあってウネリの中での動きやジャンプを楽しむのに都合の良い使用感。
チューニングバテンを使えば6バテンのFreeRideSlalom並みのオーバー性能でスピード感のあるSLALOMセイリングを楽しむことが出来ます。
STOKEのように、トルクをつけて小さ目のセイルでも楽しめるようにデザインされたセイル(高速型のセイルはもう少し大きめのサイズを使わないと同じ手応えを得られない)は、今日のようなチューニングをすると、より1枚の使用風域を広げる事が出来て楽しめるコンディションや楽しみ方が広がると思います。=少ない道具で楽しめる!
追記
チューニングバテンを入れる際に少しバテンポケットが狭くきついのでゴムハンマーを使って入れると良いでしょう。
抜くときは回転させながら抜いて下さい。
S2MauiSTOKE
S2MauiSTOKE
このページに関するお問い合わせはduck@duck-wsf.comまでお願いします
 ウインドサーフィンショップ ダック
このホームぺージに記載されている会社ならびに製品名は、各社の登録商標または商標です。

 ページトップへ戻る