試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名:2021EZZY HYDRA 5.7㎡ LUFF434-439 BOOM166-179  MODEL:FOIL&FIN CROSSOVER SAIL
<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
 アンダー性能  操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション:カムorバテン
 マッチングBOARD  FreeRideSlalom
 おすすめレベル  ビギナーの方~イージーセイリングを望むベテランの方まで
 2021EZZY HYDRA

 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
 Date / ゲレンデ/ ライダー  2021年6月 / 検見川 / 身長170㎝体重60㎏
 コンディション   南東(サイド) 海面:フラット
 使用マスト/ボード/フィン  Simmer RDM8-430 / StarBoard Go160L / RRD Freeride Foil 
ブローならフィンで乗る8.5㎡の方や7.5㎡の方もプレーニングしますが、ブローが抜けると止まってしまう言わゆるアンダーコンディション。
ボードはスクールで使用する重量も10㎏前後と重いGo160Lを使用。RRDのFreeRideFoilはノーマルタトルヘッドなのでGoにも装着可能。
Hydraを使っても、ややアンダー気味のコンディションと言える中で、ブローなら十分フライトが可能でしたし、ブローが抜けた時のフライト持続の為のパワーも良かったです。しかも、かなり重量のあるボードで使っての感触です。
5.7㎡でも自分のように体重が軽い方やフォイルに慣れている方なら、この風速でフォイルで遊べればって言うコンディションで十分なパワーがあると言えます。
しかも今年はマイナーチェンジでメインパネルが変更されて、フライト中の安定感が昨年モデルより弱目のアウトで(マスト寄りが深い状態で)格段に良くなっています。ライトウインでフォイルセイリングを楽しむのに更に理想的なセイルに進化しています!
流石EZZYセイルだな~と感じます。
今日のセッティングは、ダウンは画像の位置でMEDとMINの中間。(マストは430を使っているのでリーチの緩みの印でMIDを合わせてゲージは移動させてあります)アウトホールは173㎝位です。
5m/sのブローが入る7.5㎡前後の方がアンダー気味のコンディションでフォイルを楽しむには、今日使用したダウンとアウトホールで良いと感じました。
2021EZZY HYDRA
2021EZZY HYDRA
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 Date / ゲレンデ/ ライダー  2021年6月 / 検見川 / 身長170㎝体重60㎏
 コンディション    ジャスト  オンショア 海面:波は膝 ウネリは腰
 使用マスト/ボード/フィン  Simmer RDM8-430 / Fanatic Gecko100L 239×66㎝ / MUF Weed28㎝ 
3~5m/sのフォイルセイリングでもフライトが可能なほどアンダー性能が効くセイルですが、今日は周りの方も6.0㎡フィンで走れるコンディションで試乗。
走り出しの為のパワー、走行時の引き込みやすさを感じれる安定感に違和感なし。
今日のセッティングはミドルのダウンにアウトホールはマックスに近い176㎝でした。
普通にフィンで走るコンディションで使っても問題なし。唯一、違和感を感じたのはジャイブの後半のパワー不足。
ランニングから先の加速の為のパワーは通常の5バテンFreeRideセイルの方が良いと感じます。
WAVEセイルに似た感じの使用感で、これがフォイルでジャイブするにも都合が良いのだと感じます。
あくまで比較のコメントで、イージーに乗るには何ら問題はなく、ここをこだわる方はGAのHybridやEZZYでもCheetahをチョイスすると良いでしょう。
今日のセッティングでセイルサイズに対してジャストの風速で違和感がないので、もう少し吹いて使用してもダウンとアウトホールのチューニングで違和感なく乗れると判断します。この事からオーバー性能も必要十分だと考えます。
Hydraはブームの取り付けのカットが他セイルよりも高いかな・・・今までテストしてきたEZZYのセイルは3の位置で低目になるのですが、今日は画像の位置にして乗りました。(フォイルで乗る際には5の位置を使用)
ダウンのチューニングの為にEXTをぴったりにしてないせいもありますが、女性の場合はEXTをぴったりにしてセイルのプーリーとEXTのクリートの間を開けないようにセッティングした方がブームが高くならずに良いと思います。
2021EZZY HYDRA
2021EZZY HYDRA
2021EZZY HYDRA2021EZZY HYDRA

 Date / ゲレンデ/ ライダー  2021年6月 / 検見川 / 身長170㎝体重60㎏
 コンディション    ジャスト~時々アンダー 海面:基本はフラットですがアウトサイドは風ウネリが膝ぐらい
 使用マスト/ボード/フィン  Simmer RDM8-430 / RRD FireMove110L 233×74㎝ / RRD FreerideFoil
自分の中でも、今までフォイルで乗って一番お気に入りのボードで試乗。
ブローで7m/sぐらいで浮き上がった状態でフォイルが鳴くスピードが出せる状態。(これ以上だと少し恐怖心が出てくるくらい)
フォイルで乗った際にも非常にコントロールがし易いボードな事もあるのですが、やはり今年のHYDRAは浮かせるためのアンダー性能は昨年同様に抜群ですが、スピードが出てきた際の安定飛行が格段にし易くなっていると感じます。
メインパネルから後ろの青い部分のパネルテンションが弱目のアウトホールでも保たれているので、マスト寄りを深くして前寄りのパワーを上げたセッティングでもセイル手が重くならずにスピードが出る安定飛行がし易い。
抜群の使用感だと感じます。
ショップで使いだしているお客様も口々に乗り易さを絶賛します!
今日はアウトホールがチューニングできるカニンガムをブームに付けていなかったので、次回から付けてアウトホールも色々チューニングしてみます。
更に安定した飛行が可能な気がします。
ちなみに今日のセッティングは前回Go160Lで使用した時と同じです。
追記
RRD FreeRideフォイルは、タトルヘッドが通常のフィンと同じ(ディープタトルではない)なので、使用するビスも共通で良く、風が上がってきた時にフォイルからフィンに変えたり、その逆も楽ちんで非常に重宝します。
FOIL専用ボードではないボードでも浮き上がった時のコントロールがし易いですし、スピード感もショップでおすすめしている中で一番良いと感じます。

2021EZZY HYDRA
RRD FreerideFoil
Date / ゲレンデ / ライダー  2021年7月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏
 コンディション   西南西(ストレートオンショア)7.5㎡の方達がアンダー気味 
 使用マスト/ボード/フィン  EZZY RDM90-430 / TABOU ROCKET135L(現行)/ 純正46㎝ 
夏場のサーマルウインドに多い7.5㎡の方達が下らせればプレーニングはするけれど上りがとれないアンダー気味の5~7m/s。
これで走ればHydraの実力バッチリ。あとはプレーニングした時のフィーリングをみたく試乗。
結果は?
バッチリです!!
走り出しも十分でしたし、防波堤の沖合まで上らせてアウトサイドに出ていけるほど上りの為のパワーも十分。
100~115Lで周りの方が6.0㎡前後で遊べるコンディションでも使ってみましたが、Hydraは、動きを狙ったフィンの短めのFreeStyleWaveボードで遊ぶよりも、フィンが長めでフィンにグリップを強めに感じるSLALOMテイストのボードと合わせて使った方がマッチングが良いと感じます。
特に120~150LのFreeRideSlalomとの相性は抜群です。
走り出させる為のトルク、走り続けるための手ごたえ(パワー)に優れるので、通常のセイルなら7.5~8.5㎡を使うようなライトウインドコンディションでも6.7㎡や5.7㎡(体重によります)と、やや小さめのセイルでプレーニングを楽しむことが出来ます。
そして、このセイルの特徴の一つでもある「軽さ」も、ライトウインド(5~8m/s)で楽しく気軽なプレーニングを楽しませてくれる事に大きく貢献すると感じます。
ハイスピードプレーニングを楽しむのではなく、イージーに余裕のあるファンなプレーニングを楽しませてくれるセイルとしてはNo.1じゃないかと思いました。
今回のセッティングは、ダウンはMED。アウトもMEDぐらいの172~173㎝でした。
目で見て分かるダウンのゲージは430マストで使用した時の位置に変更してあります。(セイルにプリントされたMidのリーチの落ち具合を示す○印の位置のダウンテンション時にゲージのMidの位置を画像の様にEXTのストッパーの位置に合わせる)

2021EZZY HYDRA572021EZZY HYDRA57

Date / ゲレンデ / ライダー  2022年5月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏
 コンディション   南東(サイド)フィンで7.0や7.5の方もジャストで走れる風速7~8m/s 
 使用マスト/ボード/フィン  EZZY RDM90-430 / TABOU ROCKET135L(現行)/ GA Hybrid1200フォイル 
GAのフォイルでテストしたい事があったので久し振りに使いました。
今日は風のアップダウンがあり、7.5以上のセイルの方がフィンでアンダーの風速4~5m/sから7.0で60~65キロぐらいの方がフィンでプレーニング出来る7~8m/sまで乗れたのでレポートします。多分、吹いた時にはセッティング次第で、この5.7㎡でもフィンで走れたはずです。
4~5m/sの時はダウンはMINの位置を使いアウトは170㎝ぐらい、吹いた時にはダウンをMEDにしてアウトは172~3㎝ぐらい。(ブーム長は160ベースで16㎝伸ばしたので176㎝ですがRDMアダプターを使っているのでマイナス2㎝で174㎝になります。その状態で画像の様に少し余らせました)
とにかく1枚で乗れる風域の広さに改めて驚かされます。
例えば、通常のフィン用のセイルは7.0㎡でフィンがアンダー気味の時はフォイルで丁度良く乗れるのですが、フィンで走れる風速になった場合はチューニングしても浮き過ぎてしまい乗ることが難しくなります。
Hydraは、フィンがアンダー気味の時にもフォイルで楽しめますし、フィンで走れる風速になってもチューニングすればフォイルで楽しくスピード感のあるセイリングが楽しめます。ここがフィンとフォイルの両方を楽しめるように作られたセイルのメリットです。CHEETHAの場合はフィンで走れる風速時にフォイルで乗ると難しさを感じてしまいます。
GA HYBRID1200フォイル
EZZY HYDRA
EZZY HYDRA

Date / ゲレンデ / ライダー  2022年5月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重60㎏
 コンディション   南西(オンショア)6.0~6.5㎡前後の方がプレーニング出来る風速 腰~腹のウネリ
 使用マスト/ボード/フィン EZZY RDM90-430 / RRD FireMove110L / 付属フィン38㎝
自分より少し体重がある70㎏ぐらいの方も110Lに6.0㎡でプレーニングしているし、120Lに6.5㎡ぐらいで乗っている方が多い状態で少しガスティーな風でした。10m/s未満の7~9m/sぐらいかな・・・FreeRideセイルの7.5㎡の方は乗れるけどウネリがあってチョッピーな海面だったのでオーバー気味だと思います。
今日のコンディションでフィンで乗った際にも残念なプレーニング感が無くとても楽しいと思えるプレーニング感で、個人的にはFreeRideボードと合わせて使うなら十分なスピード性能だと感じます。
7.5㎡の方が、もう少しのコンディションで今日使用した同じボードにフォイルを付ければ楽しめるし、今日のように同じぐらいの体重の方が6.0㎡前後でフィンで楽しめるコンディションでも同じようにフィンで楽しめるし、驚異的にカバーできる風域が広いセイルだと実感します。(FreeRideボードなら)
自分の体重なら、このセイルと今日のボードでオーバー気味のコンディションならWAVEボードの80Lに4.5㎡で遊べます!
ちなみに今日のセッティングはMEDのダウン(438㎝)に172~173㎝のMEDアウトホールです。まだまだ風が強まっても余裕を残したセッティングです。
EZZY HYDRA
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